11/3から11/10までロンドンに技術関連ツアーに行ってきたメモを書いておきます。
この記事を書く思い
正直なところ受け取った情報量がいっぱいで、まだまだ消化できてないんです。けれど、さらに書きたいことが増えていくような状況ですが、この時点でアウトラインでも書いておかないと、どんどんこぼれていってしまうので書きます!
自分のメモですしね。
11/3 ロンドン到着
12時間ほどのフライトで、ガッツリと時差影響のふわふわした寝不足感とともに、大英博物館近くのホテルへ到着。ここに至るだけでもいろいろエピソードがあるんですが、かいつまんで。
- Google MapやGoogle検索がガッツリ機能して歓喜!北京出張では大変だったのですごくうれしい。
- ドローン・Nefry BT・HoloLensはすべての説明を覚悟していたが、何ら問題なく出入国できた。学び。
- 空腹で思考力が落ちていたのか、日本でも注文が大変なはずのSUBWAYの深夜従業員に突入してしまい、さんざん相手をイライラさせた挙げ句に、微妙に具材が足りない感じのサンドイッチを与えられ、店の片隅でしょんぼりと食べた。
- しかたないので、帰り道、ちょっとラフなコンビニ風のところで、追加で買い直したんだけど、そこの従業員はメッチャフレンドリーで涙が出そうになる。
- この日のホテルがちょっとビギナーには難易度高い感じ。日本でいうと、浅草のちょっと奥のラフな旅館という感じだろうか。コミュニケーションが難しい。(というのも、次の日からのホテルは、ランクが高いのかメッチャフレンドリーだったので、よくわかった)
- しかし会話は成立したい。というか成立しないと、そもそもホテルのドアがオートロック開閉式なので従業員に対応が必要なため、外出できない。まずい。
- そこでホテル関連のフレーズを練習して臨んでみたら、半端に流暢?に伝わり英語行けるやつと間違えられて、豪速球の英語喋りがきて思考停止。ここで、ありのままの力で臨むべきと知る。もちろん、知識として思い出せるのは重要。
11/4 萩野さんと合流
11/4はオフで、萩野さんと合流。昨日のホテルを出て、別のホテルに宿泊。
- このままだと、ろくに食にありつけないので必死にDMM英会話のuKnowから食べ物注文のフレーズを覚え直す。
- しかし結果として、無理にフレーズを増やしても思考が追いつかないので、this one? can I order? 的な短めのに集約。
- できるかぎりの知恵を絞り、この朝はコミュニケーションがしやすそうなスターバックスで、いい感じの食にありつくという方法を編み出す。ほかほかのチーズパンサンドがうますぎた・・・。
- そしてスタバでノートPCを開いて作業ができた。めちゃめちゃほっとした。
- ホテル到着して2時間ほど制作できて次の日のネタがかなり整備できた、結果、このタイミングで雰囲気を想像して作れたのは良かった
死活問題として、謎のHotSpot掴んだりすごく遅かったりでイモトのWi-Fiが全然入らないし、ガチで仕事すると1日500MB全然容量足りないし、いつまでもカフェでカフェラテ注文して店内Wi-Fi使うのもかなりツラいので、ここも対策を考えて、ThreeというイケてるSIMカードを現地で購入してセットアップ。
気づいたのは、Threeの購入時のフレーズや、技術のキーワードは8割がた通じた感じで、コミュニケーションもスムーズでした。もちろん2日くらい経過して慣れもあったと思います。
ただ、いままでの食べ物にありつく際の苦労と比べると、すごくスムーズ。店員さんともかつてないシンクロ感。店員さんの接客スキルも相当だったと思います。ほんとありがとうございます。写真一緒に撮ればよかった。
私もつたないながら「自分のカードが磁気式で使えなかったんですけど、ここで使えてメッチャホッとしましたー」とか「んー滞在が7日間ですよね・・・5GBだと、今回の出張で結構開発するので、safe planで12GBでおねがいします」とか「おーAPNの設定もvery simpleですね!I’m excited!!!」雑談もできちゃって、得意分野およびワードが分かるシチュエーションであれば話せるかもしれない!という気持ちになり、次の日の大ミッションへ勇気づけられました。
11/5 IBM HursleyでのNode-RED開発チームとのミーティング
次の日の大ミッションというのがこれ。
IBM HursleyでのNode-RED開発チームとのミーティングにてNode-RED UG Japanの一員として活動報告&デモを担当しました – 1ft-seabass.jp.MEMO
写真はWaterlooの乗換駅の写真。早朝にNode-RED UGの私・横井さん・古城さん・萩野さんで集まって出陣。このときも駅のコンビニで食にうまくありつけず、発車まで時間ないのにレジでトラブル。若い店員は容赦ない。
中でどうしたかについては、ブログの通り。ほんといろいろあったんだけど、かいつまんんで。
- ここまできても時差ボケダメージが常にうすーくある感じでHP/MPは60~70%感。
- ただでさえ頑張んなきゃいけないパワーダウンとやりくりが必要というのが海外かという学び。かなり勉強になった。
- そしてロンドンの時差はまだマシで、日本からでいうとアメリカ西海岸あたりはかなりツラいらしいのでおびえている。
- IBM Hursleyでは相手に合わせた速度で英語を話してくれるという、とんでもない交流テクニックとホスピタリティに触れてありがたいとともに、同時にもっと英語頑張って考えを伝えたいなと気持ちを新たにする。
そういえば、IBM Hursleyの食堂で、美味しいものがたくさんあって注文もしやすくて「食えるときに食わねば!」という謎の生存本能が発揮され頼みすぎたのがこれ。いけそうだったけど、1/3くらい残してグロッキー。反省である。
んー、ぜんぜんメインの話じゃない気がするけど、生き抜いたし、やり抜いたので、オッケー。
11/6 IBM Developer Advocate London Cityチームとのミーティング
横井さんのプレゼンがメインだけど、私も参加させていただいたIBM Developer Advocate London Cityチームとのミーティング!
Moor PlaceのWe Workにオフィスがありました。
正直、日本と違って英語の伝達力も臨機応変具合も異次元。できることは準備して全力を尽くした上で、もう出たとこ勝負だー!という気持ちで対応しているのを、萩野さんが撮影してくれてました。
私のプレゼン中。ちょうど、Adobe XDとクラウド連携のお話をしてましたね。
IBM Hursleyでのうまく伝わらなかった部分を、図表を加えたり説明をしやすくしたりいろいろ仕掛けました。こちらの方はかなりアドリブが強い感じで臨みましたが、技術の話だけに伝わる部分もあって、かつ、みなさんがかなり歩み寄って知ろうとしてくれたので、全体としてはいい感じになりました。
- 元気の良さ・声の大きさ・ジェスチャーのような自分も強みもちょっと見えてきつつも、しかしやればやるほど伝えたい課題が出る出る
- 曲がりなりにも一人で動いている心細い日もあって改めて思うのは、萩野さんや横井さんのように日本人でも英語ができる人に囲まれている中で、かなりサポートしていただきながら、こんな風に伝えられる機会が得れているのメッチャ感謝しかないと改めて思った
- これは昼の出来事だけど、かなりやりきってホテルで燃え尽きてた次第
- ここまで萩野さんのつれていってくれるお店が全て美味しい
11/7 DevRelCon London Unconference 一般参加
後半はDevRelCon Londonに参加した。一日目はUnconferenceというもの。
Microsoft Reactor Londonの会場でした。Raccoonかわいい。
おもったよりカジュアルなスタートでよかった。ここからあたりまえだけど、怒涛の英語。スライドを軸になんとかニュアンスを読み取る感じで、英語なり登壇内容なりすごく勉強にはなったが、体力の消費もなかなかな感じに。
今回は、BoFというBirds of a featherの略だったかな?みんなで話したい内容を書いて、興味を持ってくれたら投票していって上位順から登壇するというもの。
萩野さんの発表も採択されていてめっちゃかっこよかった。
懇親会前の様子。このあたりで、かなり体力がゼロに近かったのだけど、DevRelという文脈にも助けられてか、席が隣の人とかビールを取りに行くときとか話しかけてくれた人がいて、すごく気持ちが助けられた。
自分も実はBoFにネタを書きそうになってたけど、IoTデモしながら自己紹介をするというDevRelに合うのか不明な謎のネタだったし、さすがにゴリ押しがすぎるだろうということで控えたという流れがありました。
英語力・伝える力・DevRelでの視点という視点でうまく整えて挑戦はしていきたい。
11/8 DevRelCon London
ということで、いよいよ、ロンドン最後のイベント。DevRelCon London カンファレンス当日。
昨日とうって変わってQEII Centre Londonというところで、すごい会場!
登壇内容が速記で同時進行で出てくる仕組みがすごくて、本来はハンディのある人へのフォローだけど文字があるだけですごい助かる。昨日はどんなに今持てる言語野を使っても雰囲気と要点若干しか追えなかったので、ありがたかった。
We left own #noderedjp and #devreljp Sticker at #DevRelCon Sticker Swap area with @taiponrock @goofmint !! pic.twitter.com/EAFj5wEuMp
— Tanaka Seigo (@1ft_seabass) November 8, 2018
そのなかで、もう一つ頑張ったのはこちら。各ブースのスタンプラリー!英語ですから英語のコミュニケーション必須。普段の日本語とはコミュニケーションの難しさが違います。
- 声掛けするときは自分のコミュニケーションレベルをポジティブに伝える
- とにもかくにも御社のサービスを知りたいと伝える
- 技術的にわかりそうなら話が広げる
- ちゃんと thank you で締めてスタンプを貰う
ということを心がけて、突入。
- IBMブース
- ここは萩野さんの手引きもありスタンプもらうより、どちらかというと日常会話的にうまく出てこなくて困った
- GitHub
- GitHub、自分のプロジェクト制作するときは、むちゃくちゃ便利に使ってます!と伝えたら、すごく陽気にスタンプ押してくれた
ここまではウォームアップだった。ここからが本番。
- worldpay
- 実は、world payは決済サービスと知っているのもあって、キーワードも分かりやすくて聞き取りやすかったです。
- このドローン事例は、その場にドローンもあって身振り手振りも加えてピザが届く説明をしてくれて「おお、わかる!楽しい!」という気持ちに。
- Vanilla
- こちらは聞くまでサービスを知らなくてどうなることかと思ったんですが、聞いていくうちにOculus関連のフォーラム運営で使われてることを知って、そこからはスルスルっと理解
- その後はちょーっとだけだけど「WordPressなりでフォーラム構造つくってもメッチャ大変で、こういう仕組みはすごく助かりますね」とか話せた気がする。
- デモも触らせてもらって、デモからUIの思想を読み取ったり、コミュニケーションパスを操作して感じたりというのはできた。このあたり言語関係なく読解できるので、ここはありがたいところだなーと思いました
- hoopy
- Hoopy: Developer relations, developer marketing, developer experience consultancy
- 一番苦戦したのはこちら。
- 今回のイベントの運営の主軸の会社さんでありDevRel界隈では有名なのは分かっていてもうまく把握にたどりつかず。
- こちらもフリーズ寸前になっていたところで、アプリを取り出してくれて音声Google翻訳を差し出してくれてからは、当たり前だけど一応のコミュニケーションがとれれたうれしかった。
- コミュニケーションが続くことが大事なので詰まったらGoogle翻訳っていうのは大事で機転力に感服。ネタとしても大事なので、頼りすぎたらダメだけど効果的に使っていきたい。
結果としてなんとか全スタンプゲット!
amazing!! two Japanese guys got prized at #DevRelCon London!!@goofmint and @1ft_seabass pic.twitter.com/Q5vWYaf30q
— Taiji (萩野たいじ) (@taiponrock) November 8, 2018
Oh! Really!? I prized! I was called my name! I'm glad I did my best in English communication. visit all table sponsors was kindly. thanks to everyone! #DevRelCon pic.twitter.com/xTjgDsPSdm
— Tanaka Seigo (@1ft_seabass) November 8, 2018
そして、このブースめぐりは抽選でグッズが当たるというものでして、運良く名前が読み上げられて当選!
アフターパーティはこんな場所で、盛り上がってました!少しですが、参加者の人と英語のコミュニケーションができたし、中津川さん・横井さん・萩野さんの英語の会話を聞いていると、英語そのものだけじゃなく、話の振り方も、こんなふうに話したいなーと思えるエッセンスが多くて楽しかったです。
- 日本を説明できる話というのは大事と感じた
- テクノロジーの話は日本で話すときと一緒で広がりがあったほうがよさそう、やりすぎるとマニアックになって広がりにくい
- コミックについては結構話が広げれるので、うるさくならない程度にするする出せると楽しいと思った
- ただしリスニングで向こうの会話をしっかり受け止められたらきっともっと楽しい
11/9-11/10 帰国
ということで次の日は早めに起きてヒースロー空港へ向かう。早朝のパディントンが現金中心旅行客にはツラい仕様で手間取ったけど無事2時間くらい前に到着。
バスも気合で乗れたけど、アレ変なところに降ろされてたら、早朝だしやばかったかもしれないw 日本でも新しい土地だと困るよね。
幸いにも丸2日ほど英語を浴びたせいか、英語と常時触れていても負荷が少なく空港も居心地が良かった。言語野にようやく音声調整ができるようになったような感覚。
インフォメーションで「私のフライトはこっちで合ってますかね?」とか聞けたし、上々。
あ、そういえば空港内で、中で注文する系のお店なのに、問題なく注文できて朝食にありつけたんだった。いま気づいた。その後も、フライト前に空港内の Boots ちょっとした買い物でのコミュニケーションもうまくいって、ちょっと買いすぎた気がするし。
フライトは行きと比べて睡眠マネジメントも出来たし、途中はアイマスクが絶大な力を発揮してよく寝れました。
それでも、日本の早朝移動はその昔のクラブイベント帰りのようなフワフワした感じだったけど、無事帰宅!
ふりかえり
ふー、何とか書けました。やっぱりアウトプット大事ですね。これをベースに掘り下げていけば、さらにいろいろポイントがある気がする。
この高揚感を元に振り返りを、ちょっと列記しておきます。
- ブログなどのアウトプットは伝える構成を考える上でも話すときでも基礎になる
- やはり動くものというのはエンジニアとしては大事
- リスクはあるが海外でも機材は持っていける
- 時差ボケやスケジュールも考えると日本のようにリラックス込みで作業時間を捻出するのは難しいので、マネジメントはしっかり
- 非言語でも伝わるネタ作りはどこでも大事、ただ母国語の日本語のように伝達力がつけばより素敵
- 感情・パッション・表情・ボディランゲージなどなど、楽しそうな雰囲気作り、ポジティブな気持ちというのは、ちゃんと伝わる
- 海外でも活動できる人たち一緒に動けたのは大きい
こんなところでしょうか。
あたりまえなんだけど、いまこの瞬間も世界中がコミュニケーションをしてより良いテクノロジーが動いているということが分かって、引き続き、テクノロジーとコミュニケーションをうまく混ぜてやっていけてらなーと考えてます!