この記事は DevRel Advent Calendar 2020 の 17 日目の記事です。
本当は「HoloLens 2 のような VR デバイスでオンライン登壇するときにはスリープにうっかり入らないように念入りに対策すると、どんな風に技術を伝える登壇が変化したのか?」という話を DevRel と絡めて書こうと思っていました。
ですが、先日のFlashの終わりとこれからのweb/INSIDE DIST vol.7 にスタッフ参加して、 自分が Flash 制作していた時期、その後の Flash の状況の中で痛感したことが、現在の DevRel 活動の原動力の一つになっているなと再確認できたので思いをつづってみます。
Flashの終わりとこれからのweb/INSIDE DIST vol.7
Flashの終わりとこれからのweb/INSIDE DIST #7 池田 泰延(ICS) – connpass
こちらのイベントで DIST のスタッフとしてツイート実況を中心に参加しました。私のツイートのみをまとめたツイートまとめです。
Flashの終わりとこれからのweb/INSIDE DIST #7 自分ツイート – Togetter
このとき、自分で実況しながら「あれ?なんで、自分はこんなに実況して、技術のことを残そうと、使命感にも似た大切さを感じたりしてるんだろ?」と途中から不思議に思いつつ、イベントの中でFlash の歴史を振り返りながら何かが見えてきました。
あのとき「技術を伝える力」を欲しいと強く思った
おお。ポジティブに書けそうなタグ #元Flasherの今 。
私は今日の #DevRelAsia な登壇前インタビューでも自分のFlashのルーツは軽く触れるし、形は変われども生きてる。
Flashの隆盛とその後の経緯を見て、自分でちゃんと「伝えていくこと」を痛感し、一つの側面で #DevRel に関わってます。ひとまず。 https://t.co/J8W9dR7yv3— Tanaka Seigo (@1ft_seabass) October 19, 2020
ちょうど 2 か月前くらいまえの DevRel Asia に登壇する前のこと。こんなツイートもしていました。今回のFlashの終わりとこれからをイベントを通して、もう一度、気づくことができました。Flash のデベロッパーとして Flash の歴史の中に身を置いて、結果として私は「技術を伝える力」を欲しかったんだな。と。
ジョブスさんの公開書簡、あれは胸が締め付けられるやつだなあ。いろんな意味で。 #dist
— Tanaka Seigo (@1ft_seabass) December 15, 2020
ジョブズ氏の公開書簡で実況中のイベント中も胸が締め付けられていますが、この Flash におけるターニングポイントをからFlash の周辺が変わりゆく中で、一人のデベロッパーとして技術を使って作るだけでなくて、技術で得た経験や知見を伝えることの大事さを知ることができました。
「伝えていく力」がいろいろな形で今の自分につながっている
そして、現在。Flash のデベロッパーとしてあのときに欲しかった「技術を伝える力」が私の活動につながっています。
- まず自分で技術を楽しんで自分も他の人も楽しめるコンテンツにしていく
- 自分が得た情報をオープンにしていくことで他の人の情報ともつながり一緒に先に進んでいく
- さまざまな技術を楽しみつつも1つにこだわらず自在に軽やかに技術同士をつないでいく
- 様々な知見や人が集まる場としてのコミュニティに関わっていく
たしかにこのあたり、一言で言えば外部エバンジェリストのマインドではあります。
ですが、私にとっては DevRel という概念に出会う前から強くこうありたいと考えてきたことが、DevRel とも出会い、良い感じに結びつき明確化したんだよな~!ということが、追想できました。
今年も振り返ってみると DevRelCon Earth 2020 で登壇したときには「技術を伝える力」をもつ人たちが楽しく盛り上がっていけるぞということを伝えることができました。
またDevRel/Asia 2020 で登壇したときには、コロナウイルスという最近の困難の中でも、オンラインでの「技術を伝える力」可能性を追っていて、いくつかの良い経験を得れたという話もできました。
Flash で得たことを胸に今を進んでいく
このあたり、いろいろな技術をつながれる Flash によって、技術がひとつではなく組み合わせることで力を発揮することであったり、技術によって発想をカタチにして楽しさが伝わるということを学べたことが、このような状況でも技術とともに色々と試して動いていこうと信じて進める基礎になっているのでしょうね。
そして、デベロッパーの一人として Flash という 1 つの技術を惚れ込んでガシガシとコードを書いて、ひとつ新しい機能を知るとやりたいことが刺激されることや、みんなで作ることをワイワイ話して作ることへの可能性を感じられたことは、やはり今の自分における「技術を伝える力」に大きな影響を与えています。
私の「技術を伝える力」に火をともして DevRel に出会わせてくれてありがとう。Flash。
とりとめもない話にはなってしまいましたが、私としては自分の DevRel の原点を再確認できてうれしいです。引き続き、頑張っていきます!