DevRel/Asia 2020 で登壇してきました

DevRel/Asia 2020 で登壇してきました。自分のまとめです。

登壇するまでの流れ

今回のイベントは、日本人の場合、日本語で喋る母国語セッション枠もありましたが、英語で話すセッション枠を狙いを絞ってCFPを申し込みました。

いつもどおり、かなりドキドキしていたんですが、選出開始から、結構早い段階で選出していただくことができました。日本の方だけでなく、他のアジアの人にも英語で書いたものが伝わるっていう体験は気持ちが高揚しました!

運営のツイートでもアピールいただけました。

このようなプロフィールでした。

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事前インタビューで急いで準備

選出いただいて間もなく、9月のことです。なんと事前インタビューの依頼が。Node-RED Con Tokyo 2020 が落ち着く、10月中旬に行うことにしました。

英語枠で登壇してしまうと、もちろんインタビューも英語なんですよね!

DMM英会話で「いやー実は11月登壇なのに、9月の今の段階でインタビューのために練習しないといけないんですよ!」と、ばかりに、いつもの講師にお伝えして練習してみましたが、質疑応答はある程度決まっているものの、ちゃんとその場で聞かないといけないので、話したいことを大まかに話して頭の中で主要な単語を出やすくして、インタビュー当日に臨むというコミュニケーションをとりました。

リハーサル時の時差コミュニケーション

日付や時間帯を決めるコミュニケーションも英語のやり取りでした。ですが、時差の読み間違えで何度かやり取りをしてしまい、とても勉強になりました。0時の解釈がよくわかってない。

日本の知り合いの方が担当だったので、最後は日本語でもフォローいただいたりしたんですが、これ仕事のミーティング調整でしくじったりしたら、めちゃくちゃ怖いよな~~~!と気が引き締まりました。そういう機会が来たら、この経験を活かしたいです。

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リハーサルしてよかったです。

当日使うStreamYardがカメラデバイスを全部占有するせいで、以前整えた ATEM Mini Pro をカメラデバイスとして取り込んでイイ感じにメインの画面共有にカメラアプリで呼び込む方法が使えないことが分かったんですよね。

なので、カメラ設定そのものでデバイス切り替えをするオペレーションの必要性に気づけたのことは良かったです。

作り上げるのに苦労した当日まで

いつものDMM英会話でのプレゼン練習です。今回、正直なところ、インタビューで一旦燃え尽きまして、忙しさも相まって、なかなか本番の練習に行きつくことができませんでした。

本格化したのは、11月に入ってから。

途中でもやってみるプロトタイピンこそ大事ということで、作り途中のスライドで強引に前半だけ話しました。ここから一気に、練れていくようになりました。

後半も強引に仕上げて練習。スライドで足りない部分を、その場でアドリブでなんとか伝えようとして頑張ると、バチっと内容が締まっていくんですよね。それがたのしい。

1日前には、2つの枠を取って合計50分のレッスンの中で、本番さながらに前半後半を合わせた通しの練習と振り返り。時間に余裕があると、前振りから途中の説明も加えることができます。1枠の25分のレッスンの中で焦るときと比べると、じっくり向き合えるのがいいですね。

ここで前半にHoloLens 2 リアルタイムデモを加えた練習も入れられるようになってきている状態です。このあたりで、リアルタイムデモをいかに成功させるかを何度も考えて、話す内容・プレゼンのテンポ・無駄を省いて流れの整理を行いました。

結果としてはリアルタイムデモに盛大に手間取り、そのあとも英語での立て直しは難しくボロボロになってしまい、これが本番だったらヤバいって反省しきりの、悔いが残る結果になりました。

この1日前の盛大にこけたことで、気が引き締まりリアルタイムデモも流れを磨くことができたと思っています。

また、HoloLens 2 のデモのブラッシュアップも行っていました。

HoloLens 2 が一度スリープしてしまうと、ログイン・Miracastの再接続・表示待ちが生じてしまうというタイムロスが生じてしまうんですよね。
かといって、イベントの雰囲気から HoloLens 2 かぶってのスタートは DevRel の印象じゃなくなってしまうというところを、どうにか解決するべく、HoloLens 2 がいかにスリープせずに使えるかの検証をたくさん行いました。その甲斐あって「デモの時だけサッとかぶって、すぐにMiracast接続でのデモが開始できる」という無駄のない流れにすることができました。

いよいよ当日

そうはいいつつも、当日の朝、最終練習で無事うまく説明できました。しかも、25分のレッスンの中で20分で喋り切れて、うまくレッスン自体も締めれるという着地。

なぜ、ここまで仕上げないと行けなかったかというと、

はい。プロトアウトスタジオの発表リハーサルが午前中埋まってたんですよね。なので、午後の登壇まで練習して修正できる時間がゼロだったためです。

こんなツイートをしつつ、

  • 通信の安定性を最大限にするため無線LANから有線LANに切り替え
  • HoloLens 2 の充電をしつつ、スリープ知見を元に、サッと始めるための調整
  • デモ用の人の動きが見えるサブカメラの三脚設置およびラズパイ連携
  • 精神統一(だいじ)

このあたりを準備して待ちます。

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いよいよスタートです。進行役の方にせっかく胸のステッカーをつっこんでもらっているのに、うまくやり取りできなかったり、オンラインだけに状況が捉えられないスタートできたが、徐々に落ち着いて登壇をスタートすることできました。

このようなことを話しました。

当日視聴してくれていた方からもツイート!

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そしていよいよ中盤のデモ!

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無事うまく伝えることができました~。

うまくいったけど、登壇は質問までが登壇です

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そう。登壇後に質問タイムがあるんですよ。しかも今回の登壇、タイムマネジメントばっちりで20分きっかりで終わったので5分質問タイムがあったんですよね。

いやー、ホッとしたのか言語野が弱くなっててグダグダしてしまいました。それでも、気張ってなんとか頑張って伝えることはできました。前回は Slido を見る余裕があったので質問される前に文字で概要がつかめたのですが、今回はそういう気が回らずダイレクトに会話を聞いて答える流れだったので、より難しかったかもしれませんね。

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加えて、ハプニングは起こるもので、ScanSnap のオンラインアップデートが走って、画面を閉じたり、実は、Stream Yard の画面共有を OFF にしようと思ったら Leave ボタンを押してしまい、10秒くらい登壇から外れてすぐ戻ったりと、静かに いろいろと起きていました。日本語だったら流ちょうにフォローできますけど、英語だととても無理なのでこういう時は大変です。でもいい経験になりました。

ほんと、質問し終えるまでが登壇です。このあたりの反省は、直後の DMM 英会話でも伝えました。今後のスキルアップしたいポイントとして、心に刻んでおきます。

うー、くやしいなー。もっとしっかり応答したいのでがんばろう。

なにはともあれメッセージは伝えられた

反省点は色々とありますが、デモも成功しましたし充実感があります。全体としては伝えることができました。当日までに自分の英語力をギリギリまで引き上げることができ、HoloLens 2 のデモをはじめとして、このオンライン中心になった世界で DevRel にまつわる思考錯誤をしたものを、まとめることができました。

DevRel/Asia 2020 のスタッフの方々には、CFP採択からはじまり、リハーサルやインタビューを企画いただいたり、当日までの色々なやり取り、そして登壇でのナビゲーションなどなど、本当にお世話になりました!当日はリラックスして登壇できました。ありがとうございました。

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登壇の最後にも話しましたが、withコロナの中でめまぐるしく状況が変化して未来は読めませんが、オンラインで得た知見がまた戻ってくるであろうオフラインとのハイブリッドになる時期を楽しみにしつつ、またいろいろと伝えられるように DevRel なアクションをしていきたいと思います!