4/12金に東海大学高輪キャンパスにて、組込みソフトウェア開発特別講義「現実世界とデータ世界をとらえるデバイスやテクノロジー」について200分話してきました。
東海大学高輪キャンパスにて、今から特別講義200分してきます。
組み込みの学生の方々に「現実世界とデータ世界をとらえるデバイスやテクノロジー」という、いろいろな試行錯誤や組み合わせからの広がりをデモを交えて話す予定です。 pic.twitter.com/meIFLNvgWG— Tanaka Seigo (@1ft_seabass) April 12, 2019
座学と体験のバランス
昨年の講義を踏襲しています。
あくまで1つの授業で駆け抜ける場合ですが、座学に寄せすぎると実感が湧きにくくなるし体験に寄せすぎると仕組みがつかみにくくなるということが悩ましいです。
ということで、今回の授業はバランスを取り座学はほどほどにそれと対応する体験を絡めていく方式にしています。
もちろん、本来は、ここで得たものを実践・活用していくとより良い今回は1回の授業で収めるので、生徒の方に実感として残ればと考えています。
今回のネタ
ネタは今回も目白押しです。
- Groveシリーズ
- obniz
- NefryBT
- M5Stack
- Node-RED
- EAO カギスイッチ
- TJBot zero
- RedMobile
- Tello
- Google Home
- SORACOM LTE-M Button
- HoloLens
- OculusGo
などなど使いました。
前回の2018/7~2019/4の半年分で得たものを更に盛り込むカタチですから、かなりボリュームもアップ。前回は30分ほど残して授業ができましたが、今回はなかなかに詰め詰めで、要所要所でまとめる動きを盛り込みました。
このあたりがネタとしては限界量かもしれないので、前向きに言えば時間内の枠数が固まったと捉えて、もしまた機会があれば、この枠数を意識して組み立てたいです。いや、まだうまくマネジメントできるのかもしれないので、未来の自分に期待です。
今回の強調したところ
今回は半歩先を学ぶステップと組み合わせによる発展を強調しました。
ひとつの手段だけでも、もちろん可能性は広がります。ですが、より様々な手段をものにして発展させていくと、可能性はより広がります。この距離感は確かに難しいですが、ちょっとだけ先に進んでライトに経験して練度を高める「半歩先」の間隔をデモでつどつど示しました。
そして、少しずつ進めることで、手段同士の距離は近くなりイメージもしやすくなりますし活用の度合いは強まります。もしうまくいかなくても元の手段に立ち戻り見つめ直したり、仮に遠くの面白い手段を見つけたとしても、半歩先に進むという経験があれば、細かく道筋がつけられるでしょう。
授業ではまず起点としてインターネット。私のルーツであるWEB制作とデバイスの関係性を把握しやすいデモを、皆さんにスマートフォンでアクセスしてもらって、クリックしてもらうと計測して可視化するデモからスタートしました。
皆さん楽しんでいただけたようで、短時間に10000クリックほどしていただけたようです。これによって、インターネットの様々メリット、社会に対して活用されていくイメージ、スマートフォンというデバイスが情報の窓として関わりを持っていることを伝えることができました。
ここから、IoTのデモに展開していきながら、半歩先に手段が増えていくことによる、可能性の広がりを体験。そこから手段が増えていくことによる試行錯誤の重要性、手段を選びやすくするAPIまわりの話から、試行錯誤を補強してくれるツールの選び方を伝えます。
前半はここまで。
後半はオレンジ部分のように現実世界を軸にさらに掘り下げ、さらなる発展のさせて行き方をデモをしながらお伝えしました。
このような雰囲気。
手段を増やしていくと出来ることも増えていきます。そのとき、伝える力も同時に鍛えていければ、より他者や社会とも関わりやすく、可能性がさらに広がっていくことも添えました。
ここは私も最近経験している英語でテクノロジーのやりとりをすることや、IBM ChampionやMicrosoft MVPとしての活動にもつながってきたなと感じているところ。手段が増えれば増えるほど、説明は難しくなりますが、ここは私も頑張っていきたいところです。アウトプットは重要。
当日の様子はこちら
ということで、今回も無事登壇を追えることができました。いろいろ挑戦もしつつやりきれたのは良かったです。アンケートの反応を見る限り、少しずつ加えていく流れにうまく乗れ、イメージも追いつきやすかったようで、好反応でした。ホッとしました。
なんと、今回は、IoTLT放送部の中畑さんに動画の撮影をお手伝いいただいて、当日の様子をYoutubeに編集・公開いただきました!もちろん、東海大学の方々にも事前に許可を頂いております。
今年で3回目。複数人の先生で持ち回りで特別講義する中で、今回は第1回のスタートを担当させていただきます!
勢いつける感じで引き込めたらよいなー!
また、IoTLT放送部の 中畑さん @nakachon に映像撮影お手伝いいただけて、とてもありがたいです!— Tanaka Seigo (@1ft_seabass) April 12, 2019
以下からフルバージョンを是非ご覧ください!
それでは、またこのような機会にうまくアウトプットできるように研鑽を積んでいきます!