サンフランシスコにてIBM Think 2019にIBM Championとして参加してTJBot zeroデモもしてきました

サンフランシスコにてIBM Think 2019にIBM Championとして参加してTJBot zeroデモもしてきました。

2/10 日本を出発

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出国は問題なくTJBot zeroもHoloLensもSurfaceも持ち込めました。モバイルバッテリーもIoTで電池容量少なめなものだったら手荷物で大丈夫でした。そして顔認識の出国がとても便利。手荷物検査を越えてTJBot zeroはケースに守られて無事だったが、むしろ空港までの電車が混んでて、衝撃面ではそちらのほうがヤバかったです。

時差が絡んで1日前日のサンフランシスコに12:10到着。

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上から見下ろすスケールの大きさに驚く。入国審査時に審査官からキレ気味の対応され、私の魂は再度上空に持っていかれ入国会話が成立せずアタフタする(結果としては焦りのまま荷物を床に落として呆れられ、相手の期待値が下がることに成功し無事入国、結果オーライ)

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今回はコストをしっかりかけてUberを導入したり、コンビニやスタバを早めに把握してクレジット決済を使いコミュニケーションを楽にしたりと、活動のしやすさはだいぶ上げれました。まさにこれは消耗から身を守る防具。もちろん、海外活動スキルの向上によって旅慣れして防具を外してコストダウンする手はありますが、そこは無理せず慎重に調整してきたいです。

ただの剥き身の丸裸でなく、テクノロジーや準備により守れるべきところはしっかり守りつつ、未経験のことへ挑戦するというのは大事です。ただやはり言語対応力あげて剥き身の基礎防御力も鍛錬していきたいと思いました。

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ちなみに、ホテルのロビー受付時で初めてクレジットカード対応ができたが暗証番号を失念し、まごついたけども親切に待ってもらえました。

前回のイギリスは相部屋させてもらったり、がっつりとみんなでミーティング行ったり移動だったりと、複数人行動する方がいることが多く、実は一人で動くタイミングが、ほぼ、ありませんでしたが、今回は少し違います。

単独でホテルに宿泊。しかも会場もホテルから徒歩では若干遠い場所(徒歩20~30分)に位置してまして、少し自主行動度合いが高まるスタートです。

2/11 IBM Community Day

2/11はIBM Community Dayで、IBM Championに向けたイベントが行われました。

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IBM Champion Loungeのホスピタリティさ。LibbyさんをはじめIBMの方々がとてもWelcomeな雰囲気を伝えていて、Championの誇らしさとともに、体力・精神力がすごくケアされたように思います。私自身Laoungeに入り浸ってわけではなかったですが、その存在を感じるだけでうれしくなる感じ。

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実は、この日の帰り道でGoogleマップが危険度を考慮しないナイスナビをされてしまい、危ない地区を通過させられました。その地区に入ったたんに確実に私に向けて大声でHey Guys!とか数度言われたり(こわい)、あれこれ叫び散らされたりされたけど(めっちゃこわい)、これは話しかけられても反応しちゃだめな怪談的なアレだなと無視して、こちらもキレ気味で早足で駆け抜けて事なきを得ました。

この体験からコミュニケーションをスマートにして安全に移動できるUberの重要性に改めて気づき、身をもって地域定着的ソリューションを体験できたので結果オーライ。そりゃここならチップが可視化しやすいUber Eatsも普及するなと身をもって感じました。

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夜はホテルに戻って次の日のTJBot zeroのデモをするためにメンテナンスや資料作り。

2/12 IBM Think本番&IBM Champion Round TableにてTJBot zero の話をする

さていよいよIBM Think本番です。

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ホテルからの眺めが良くて夜明けもキレイだった。これがだいたい6:30くらい。

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TJBot zeroくんも準備万端。IBM Champion Loungeは状況をうまく把握して、ちゃんと会話してやりたいことを伝えれば、すごくポジティブに協力してくれる環境で、英語でもコミュニケーションしやすかったです。伝わってワクワクしました。

みなさんのサポートもあり、Loungeの受付のちょっとした空間に、TJBot zeroを置けました。しかもこんな感じで横井さんと良い感じの写真まで撮っていただけて、なんだこのWelcomeな感じは!とデモをする前にテンション上がりました

11:30 IBM Champion Round TableにてTJBot zero の話をする

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そして、横井さんとともにTJBotのお話。ほんとギリギリのタイミングで、Japan IBM Championのところで、Libbyさんへの質問が5分くらいしかないのに「IBM ThinkでTJBot zeroの置かせてもらったり話ししたいんだけどいいですか!?」と聞いた流れなので、準備はそこそこにしっかりしゃべるぞ!という心持ち。

しかしやってみるとあっというま。無事成功しました!聞いていただいた方もデモを面白がってもらった、TJBot zeroくんに興味を持ってくれたのでうれしかったです。

今回スライド作ったけど、デモとともにトークが先行してスライドの内容を先にしゃべってしまうという現象が起きて面白かった。これは日本での良いコンディションで起こるやつで、話す内容がうまく頭と言葉で展開できたときに似ててうれしかった。心技体がよいかんじのやつ。うまくやっていきたい。

伝えられはしたが、より話を明確にかつ繊細に表現していきたいと思いました。海外のセッションやディスカッションの場は相互的なのでうまく共感を高めたり問いかけてコミュニケーションを促す流れを生んでいきたいと思いました。

疑問文だったり、リスニング力を上げて様々球筋を対応できたり、やれることは多いです。日本語で日本の場ならアフターケア含められますが、まだまだ英語では打てる手が少ないので、みんなで作り上げる度を高めたいです。技術で非言語なのは磨いていくとして、言語でつなげられる橋をうまくかけたいなと。

以後は、TJBot zeroの活躍を、つらつらと投稿しました。詳しくはこちら。

TJBot zero activity in IBM Think 2019 – Togetter

Think 2019 Chairman’s Address 拝聴

IBM Think 2019の基調講演にRed Hat CEOのジム・ホワイトハースト氏が登壇、IBMとのシナジーを語る。IBM Think 2019 - Publickey

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CTOのジニ・ロメッティさんのThink 2019 Chairman’s Addressは圧巻でした。Champion VIPシートによってめちゃくちゃ近くで拝見できました。AIやIoTの力をうまく絡めて業務をサポートを向上したり、オンプレミスのIBM Cloud環境の発表があったりと、アツいメッセージとともに技術が紹介されるのは、いつ聞いても燃えるものがありました!

2/13-2/14

サンフランシスコはいまは雨季とのことで、あいにくの雨。英語コミュニケーションにおいては、実はUberがありがたかったです。もちろん雨の移動もしやすく、ドライバーとかなりWelcomeな会話が出来て内容も絞りやすく打ち返しやすかったので、総じて会話が楽しめたのは素敵な体験でした。

運が良かっただけかもですが、やはり良い会話は元気が出ます。それが朝にあると良いスタートが切れるし、帰りならばホッとする流れになりました。

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1日目、2日目は時差ボケにより睡魔が突然きたり、無理に寝ようにも2時間くらいで断続的に起きちゃうなど、普段ぐっすり6時間以上寝れる日本とくらべると身体の回復性能は変わります。ともあれ3日目から慣れてきました。

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ここでこそ、IBM Champion傘の登場のしがいがあるよね!

IBM Think 2019を歩く

IBM Think 2019自体はもまとめが日本でも報告されると思うので、自分の感じたことをつらつらと。

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やはり世界の人が行き来するカンファレンスなので展示会場やセッションに突撃しました。フリーランスエンジニアとしてどのように今後楽しみつつ自在に操れるようになれるかを自問自答できたのはとても良い経験。さらにカンファレンス全体からくるテクノロジーのメッセージを受け止めつつ考えられるのは研ぎ澄まされます。

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展示会場は、印象としてはビジネス寄りのアプローチでした。フリーランスエンジニアですっていうと、反応が分かれました。さらに話に乗ってくれたりもするし、まれにだが日本の展示と同じく向こうの興味が下がるのを見受けられるときもあった。話に困ったろうなと。わかる。わかるよ。

この場合、やはりフリーランスでも色々な会社に御社の技術を紹介できるという背景を見せたりビジネスにつながるようにアピールする必要はありそう。これ日本だとそういう話もできるけど、英語でもちゃんと話したい。なにより話が盛り上がるし!

写真にある、RPA周りの技術は説明ビデオ見てたけど面白かった。

うれしいのは技術的には各ブースとも大体仕組みは読みとれること。あー、だいたいこうやるんだなー、企業単位なので導入費用はかかるだろうけど、といった解釈をしながら歩けました。

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セッション会場を歩いてたらIBM Championが登壇されるのもあって気になったセッションも参加。

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テレビ放送のオーディエンス具合を機械学習やAIを駆使して対応するお話でした。かなり精度があるようで、これは稼働しているところ見てみたくなるやつでした。

英語は聞けるようになったけど、それだけに脳みそのCPUと言語メモリがフル稼働。日本で日本語を聞くのと比べてぐんぐん精神力を使いますね。もちろん大前提として、話を聞くのは楽しい。だけど、あれ?思ったより早く体力と精神力が空っぽかな?やばい?ってときがあったので、うまくマネジメントしていきたいやつです。

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あと、展示会場にて展示会場全体を示す案内記号をもとに英語で「ここどこにいけばいい?」と聞いたら案内員から「いや?だからここ全部ですよ?(不機嫌そう)」という対応をされたが、最後は I try it! でお互いに笑顔になる。(実はこのタイミングでは自分がどういう聞き違いしたかわかってないけど結果オーライ)

まあ、これは、たぶん日本でビックサイトで施設全体を指す表現で展示会場にいるのにビックサイトの展示どこですか?と聞くに等しいので、向こうが???ってなるのはわかります。

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After Partyの会場のPire39の会場。あの会場の全員が行くわけで、ごった返してました。送迎のバスは出るわ、ごはんもいろいろ食べれるわで規模の大きさにびっくり!

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個人的には、送迎バスを待っている間に来た、メッセージ。やるぞーってなった!

2/15 無事帰国の途につく

そしてあっという間の最終日。

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15:00のフライトに10:00に行くという余裕っぷり。空港を楽しみました。

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Koi Expressのフードコートで昼食。必死に中華料理カウンターの注文方法を調べたが、結果としてカルフォルニアロール食べようってなったやつ。このあと、ほかのバーで「I’d like to order beer?」と聞いてコロナのビールも頼めたので満足!

そのほかいろいろ感じたこと

なかなか全ては書ききれないですが、そのほかいろいろ感じたことを。

Googleの音声文字変換ソフトすごい

Googleの音声文字変換ソフトが、マイクの音を拾えて、さらに英語の精度がとんでもなくよくてびっくり。リアルタイムに英語理解の助けになりました。

こんな感じ。

ただ文字をコピペできません。聴覚補助なのでそうですね。これはあまり頼りすぎると英語読むのに集中して英語聞かなくなりなりそうなので用量用法を守って使うとよさそう。

食事とかチップとか

もちろん会場に行けば、IBM Developer Adovocate の萩野さんをはじめ、日本のIBMChampionのみなさんやIBM Champion Loungeの皆さんにも会えます。ただ、それ以外。つまり移動だったり朝食・夕食だったりは自分で確保する必要がありました。

海外旅行慣れや英語慣れしてる方ならなんてことないかもですが、私としては当社比でなサバイバル度が高まりましたが、楽しみつつしのげました。

さてその中でも、面白かったやり取りとしては、こんな感じ。

  • 教えてもらった美味しい日本食やさんが美味しくて気を抜いていたら、よく考えたら初のチップ+クレジットカード対応をすることに気づきバタつく(結果としては空気を呼んでもらってチップ対抗してもらって無事支払えて、結果オーライ)
  • その次の日、ホテルの朝食ビュッフェの仕組みがさっぱりわからないのに突撃してしまい、チップ対応+クレジットカード対応+ビュッフェ代金聞き逃しで「もしや支払わないとここから出られないのではないか、、、」と朝一番から精神力・体力が50%減スタート。(のちにこのエピソードをUberのドライバーから笑いが取れたので結果オーライ)
  • 帰国日のスターバックスで気を抜いてたら「○○とコーヒー出来ましたよー」という恒例のアクションを華麗に聞き逃し、他の人に食べるはずだった品物をバラバラに持ってかれ、「え、私のごはん、、、」としばし呆然。なんとか店員に親切に助けてもらい温かいものをもらい直した。

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これはクレジット決済で勝ち得た、Walgreenでの朝食。

やはり食料というかコアの栄養補給は重要ですね。

先ほどの朝食のエピソードのように、まずチップ含め文化やルールを理解しながら注文するのは消耗します。今後も食事周りの事前調査をしたり、注文フロー慣れの部分で軽減すると思うので楽しんで対策したいです。

持っていった仕事とか

さすがに長丁場なので、今回は仕事をまったくせずにはできないため、いくつか仕事を持って行きました。ある程度はこなせました。

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イベント中は参加者目線でいうとなかなか休めるところがなくて、展示・プレゼン・仕事の道具を入れたリュックを背負うと、重すぎ。流石にガタが来ました。最初、時差ボケだけかな?と思って分析したら、これ日本ではやらないくらい重いリュック状態じゃないか!と反省した次第です。これは作業したいならホテルに戻ったほうが良いですね。

さらに特に日本語の対応をしようとすると言語スイッチがスゴいバグって激烈に消耗すると気づきました。例えば日本語は繊細めな表現が一切思い浮かばなかったり、言葉が頭にあるのに出てこなかったり、脳のバグがすごかった。その反面、英語由来であるプログラムコード書いたり、IoTの検証したり、英語資料つくったりは比較的やりやすかったです。

そしてひらめき。コンディション安定しないとやはりひらめきは降ってきにくいです。

英語コミュニケーションとして思うことをいくつか

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これは、Code Cafeで行われていた、Game Partyのときにスマブラで楽しむ状況。

英語のコミュニケーションも今回は分からないことも伝える前提で臨めたので、しっかり間違いなく話すという気負いが減り、多少なりとも会話できたのは達成感があり精神力回復に寄与しました。最近はなるべく話やすさ重視で、SVO 3語 で瞬間的な会話を足場にしようとしてるのも、会話の気楽さを生んでるのかも。

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日本では日常の慣れがあり分かりにくいが、現場の言語による言語力、それを基礎にした周辺把握力、コミュニケーション力が行動力に潜在的に影響してると感じた。当たり前っちゃあ当たり前だけど、鮮明に感じました。

日本語と英語もやりとりなので、まるでテニスのよう。強いラリーに強い弾がくる時もある。その地域の標準球速もある。サンフランシスコは全体的に速かった)。お互いうまく緩い球でお互いに合ったやりとりも出来る。いろんな球筋をやりとり出来たら会話のラリーはより続く。

今回改めて感じたのは話が理解できなくてコースアウトしても「あ、わからなかったよー(Sorry, I miss your talk a little.的な)」と素直に伝えたら、またラリーがはじめられることが多い。そして英語は世界のたくさんのひとといろんなラリーできますね。

ということで、まず書きつづってみました!

初のIBMカンファレンス、初のサンフランシスコで、IBM Championとして参加するという、目白押しな展開でしたがとても刺激になりました。IBM Championというのは、IBMのイベントとても注目度が高くて、とても敬意が払われているように感じましたし、話していると日本での活動や状況について聞かれたりと、接点をたくさん作れそうに思えました。

今後もなんとか時間をつくって、また参加してみたいです!