2.54mm→2.0mmピッチ変換基板でobnizからGroveへつなげるメモ

2.54mm→2.0mmピッチ変換基板でobnizからGroveへつなげるメモです。

Groveは2.0 mmピッチ

以前よりGrove ミニPIRモーションセンサ(人感センサ)とobnizをGrove 端子台経由で連携するメモのように、Groveのセンサーやアクチュエーターをこちらに引き込めないかを試行錯誤しています。

以前の仕組みでも、Grove端子台が必要で、もう少しコンパクトにならないかなと思っておりました。

そして、最近、別件のいろいろ調べ物をしていく中で、やっとちゃんとした論拠が得れました。

110990028 | Seeed Studio 開発キットアクセサリ 2.54 mmピッチピンヘッダ用 | RS Components

Grove側は、バックルコネクタ(JSTスタイル2.0 mmピッチ)を使用します。メスジャンパは2.54 mmピッチのピンヘッダ対応

Groveは2.0 mmピッチとのこと!

2.54mm→2.0mm変換基板を試してみる!

ということで、2.54mm→2.0mm変換基板があれば、obnizのほうの電子工作でよくある2.54mmピッチをGroveのコネクタに引き込めるんじゃないかと探しました。

ピンヘッダ変換(2.0/2.54) – aitendo

そして、aitendoで見つけました!

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届いたのは、基板のみです。

すでに持っているGroveコネクタとピンヘッダを用意しました。

2019/01/17追記:
たしか、こちらを使ってました。Groveコネクタは確実にこれ。ピンヘッダは、パキパキ切り離せるピンヘッダをどこかで買いました。

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つなげる計画を練ってみます。

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はんだ付けしてみました。どちらのピンもぴったりで気持ちいい!

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Grove側は2.0mmだとやはりちょっと細かくて苦労はしました。

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いざ接続。

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つながりました!基板が逆方向に余ってるけど、テストだからいいかな。

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Grove ButtonをおすとGrove LEDが反応する仕組みをつくりました。

<html>

<head>
  <meta charset="utf-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
  <script src="https://obniz.io/js/jquery-3.2.1.min.js"></script>
  <script src="https://unpkg.com/obniz@1.13.1/obniz.js" crossorigin="anonymous"></script>
</head>

<body>

  <div id="obniz-debug"></div>
  <h1>obniz instant html</h1>
  <button id="on">ON</button>
  <button id="off">OFF</button>
  <div id="print"></div>
  <script>
    var obniz = new Obniz("OBNIZ_ID_TEST");
    
    obniz.onconnect = async function () {

      obniz.display.clear();
      obniz.display.print("Hello World");
      
      // --------------- Grove LED
      // IO 0 をGNDとして使う
      obniz.io0.output(false);
      // IO 1 をVINとして使う
      obniz.io1.drive('5v');
      obniz.io1.output(true);
      // IO 3 をSIGNALとして使う
      obniz.io3.drive('5v');
      obniz.io3.output(false);
      
      // --------------- Grove Button
      // IO 5 をGNDとして使う
      obniz.io5.output(false);
      // IO 6 をVINとして使う
      obniz.io6.drive('5v');
      obniz.io6.output(true);
      // IO 8 をSIGNALとして使う
      obniz.io8.input(function(value){
        console.log("Grove Button to " + value);
        // LED ON/OFF
        obniz.io3.output(value);
        // Display
        obniz.display.clear();
        obniz.display.print("Button " + value);
      });

      obniz.switch.onchange = function(state) {
        $('#on').click(function () {
          obniz.display.clear();
          obniz.display.print("ON");
        });
        $('#off').click(function () {
          obniz.display.clear();
          obniz.display.print("OFF");
        });
      }
    }
  </script>
</body>

</html>

obnizにつながったピン番号がGroveにどう対応するかを注意深く見る必要があります。

では実際に動かしてみます!

しっかり動きました!

もう少し小型の基板で挑戦

これはかなりいい感じなのでもう少し小型の基板で挑戦します。

2.0〜2.54ピッチ変換基板(3枚入) – aitendo

こんな基板もありました!遥かに小さくていいですね。

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こちらも計画を練ります。Groveコネクタとピンヘッダは自前です。

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まずピンヘッダを付けます。

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Groveコネクタですが隣り合うときに真ん中のピン穴が埋められなかったです。これは基板のスペース上しょうがない。

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とはいえ、このコンパクトさ最高。

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先ほどと同様、Grove ButtonをおすとGrove LEDが反応する仕組みをつくりました。いざ試してみます!

さらに場所を取らずに、しっかり動作しました!

たしかに、ピンヘッダとGroveコネクタをはんだ付けをする手間がありますが、obnizでGroveシリーズが試しやすくなりますし、標準的な2.54mmピッチに対して、Groveのピッチを合わせる知見は他にも使えそうです!

それでは、よきGrove & obniz Lifeを!