EAO鍵スイッチをNefry BTと連携して開閉で内蔵LEDを光らせるメモです。
今回の鍵スイッチ
- デザインかっこいい EAO スイッチをRaspberry Pi Node-REDにつなげるメモ – 1ft-seabass.jp.MEMO
- EAOスイッチとNefry BT GPIOを連携してIFTTTにメッセージを送るメモ – 1ft-seabass.jp.MEMO
以前の流れで、使ってみたかったEAO鍵スイッチを富士エレックス株式会社さんからお借りすることが出来たので、まずはNefry BTと連携して開閉で内蔵LEDを光らせます。
このようなスイッチです。Human Machine Interfaces (HMI – HMIC – HMIS – HMIA) from EAO | Keylock switches
機能としては物理的な鍵と一緒です。付属のキーがついています。
こちらを差し込んでみます。
ぐいっと回すと、カチッと気持ちいい反応がして、スイッチを押したときと同じようにONになります。
スイッチ構造を読み解く
今回はちょっと仕様書が見つからず仕様がよくわからなかったのですが、なんとか探っていきました。
横から見ると、この様になっていて、すくなくとも裏側(つまり写真では左側)になにかがありそうです。
45シリーズ全体の仕様書PDFも見てみました。
後半の方に似たような構造の話が書かれてて、Switch Elementsというパーツのようです。
これですね。どうも、写真で見るに縦方向に2つハマっているようです。つまり、これの何かしらが動作するかな?
スイッチというシンプルな構造だけに回路の説明でも手がかりが薄い・・・。
ともあれ、どうも刻印されている3 NO・4 NOのところと、回路の表記が一致するようです。
ケーブルを取り付ける
では、つないでみましょう。
どうもネジで緩める形でオスピンケーブルをはめれるようです。
具体的にはこのように挟み込んでネジを締めると固定できます。銅の部分じゃなくても、ネジ具のところでも金属なので通電するようです。
本来であれば、ガッツリとした設備用の配線を使うところでしょうか。今回は試したいだけなので、扱いやすいオスピンケーブルで行きます。
なんとか、つなげることが出来ました。
Nefry BTとつなげてみる
ケーブルの赤と黒は今回の場合はどちらでもいいです。図のようにつなぎこみます。
Nefry BTには、OFFで赤、ONで青でLEDが点灯するプログラムを書き込んでおきます。
#include <Nefry.h> // スイッチピン D2 int SWITCH_PIN = D2; // 入力の状態記録 int buttonState = LOW; void setup() { Serial.begin(115200); pinMode(SWITCH_PIN, INPUT_PULLUP); } void loop(){ int currentButtonState = digitalRead(SWITCH_PIN); if( currentButtonState != buttonState){ buttonState = currentButtonState; if (buttonState == LOW){ Serial.println("ON"); Nefry.setLed(255, 0, 0); } else { Serial.println("OFF"); Nefry.setLed(0, 0, 255); } Nefry.ndelay(500); } }
実際に動かしてみる
それでは電源を入れて準備したら動かしてみましょう!
ふりかえり
これができると、ちゃんと壁や設備に埋め込んだ形で鍵を設置すれば「合致するカギを持ったひとだけがON・OFFの操作ができる」という状況が生まれます。
スイッチが誰もが操作できるということから操作者の絞り込みを実現でき、たとえば緊急停止や特定機器の操作の実現に有効と思いました。
操作の入り口であるハードウェアのところで仕掛けを加えてフトウェアの前段階で対応するというのは、ハードウェア・ソフトウェアを行き来するIoT/M2Mの観点からも面白いですね。
これを軸にさらに実装を試してみようと思います!