Node-RED の debug ノードで JSONata を使ってデバッグ用文字列を出力するメモ

Node-RED の debug ノードで JSONata を使ってデバッグ用文字列を出力するメモです。

背景

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たとえば、このような日時(タイムスタンプ)を出力する inject ノードと debug ノードがあるとします。

nodered-simple-debug-string-with-jsonata_03.png

通常 debug ノードは msg.payload にある値が表示されます。

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今回の場合は日時(タイムスタンプ)のデータです。

デバッグ時にフローの通る値を検証できるので、だいたいの用途としてはいいのですが、たとえば JavaScript のコンソールのような console.log(“成功”) で「成功」と出力したい場合にパッと表示したいときがあります。

JSONata を使ってデバッグ用文字列を出力するといい

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こういうときは、debug ノードのプロパティで msg.payload ではなくて JSONata 式を選択します。

nodered-simple-debug-string-with-jsonata_01.png

さらに “成功” と JSONata 式で文字列の「成功」を指定します。

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そうすると、実際に debug ノードでデバッグ用文字列として「成功の文字列を出力してくれます。

今回のフローでも inject ノードのボタンをクリックして日時(タイムスタンプ)データが流れてきても「成功」という文字が表示されます。