Hack Rock Fes 2022 というクローズドハッカソンで M5Stack と enebular のテクニカルメンターをしてきました。自分のまとめです。
クローズドハッカソンとは言いつつ、内容はボカしつつ、このように公開する許可はいただいております。
アイデアソン
スタートはアイデアソンでの技術紹介です。
2 つの技術のテクニカルメンターということで、このような 5 分程度の紹介動画も 2 つ用意しました。 StreamYard で、説明動画を作ってみましたが、良い感じの絵やテロップができて、すぐ見せれる雰囲気になったのでやりやすかったです。
ハンズオン
つづいてテクニカルメンターとして大事なのはハンズオンです。これも enebular と M5Stack で 2 つ別々に行いました。
ハンズオン資料はこちらです。
2 つの技術を担当するので、その技術そのものだけでなく、一緒にテクニカルサポートしていた、メタデータさんや LINE さんへの技術連携のサンプルや説明も充実させて「他につながる」ことを意識しました。
- enebular のクラウド実行環境で LINE BOT を動かすサンプル
- enebular からメタデータ感情分析 API につなげるサンプル
- M5Stack で LINE Notify につなげるサンプル
などなど、けっこうすぐに使えそうな分かりやすいものを作りました。
各 4 時間程度とミッチリやったので、結構大変でしたが、反響も良い方も多かったです。なかなか手ごたえがありました。
やっぱり、 enebular や M5Stack は他技術とつながってこそ、より光ると思っているので、うまく伝えられてよかったです。
技術サポートのために GitHub Discussions を利用
ハッカソンリーグ2021 ルーキーリーグ Vol.01 Microsoft Azureをひたすら使い倒す 2日間で技術メンターをしてきました
昨年、ハッカソンリーグ2021 ルーキーリーグ Vol.01 Microsoft Azureをひたすら使い倒す 2日間で技術メンターをして来たときと同じアプローチで、技術サポートのために GitHub Discussions を導入しました。
Slack に質問する前に GitHub Discussions に書いてもらって答える形で、ハッカソン当日・ハンズオン後からハッカソン直前までの試行錯誤するタイミングにオープンしました。
また、このように、担当技術に関係するものだけでなく、投稿時の Markdown のナレッジのようなものも投稿してサポートしました。
M5Stack のようなハードウェアの質問については、結構はじめての人も多く、重めの質問が多かった印象です。もちろん解決に至らなかったものもあるのですが、サポートとして何とか正面から向き合って打ち返すように努めました。
enebular の場合は enebular 自身に Discover Flow という仕組みをシェアする機能があるのでナレッジを提供しやすかったり、Node-RED ベースなので設定がビジュアルで示せたのは伝えやすかったです。さらに、細かなフローの説明には Node-RED から JSON データでフローを渡せるので重宝しました。
当日の様子
当日は oVice と Zoom を中心としたコミュニケーションでした。
テクニカルメンター的な目線から、ハッカソンスタート時には事前にスライドを準備してハッカソンの心構えの話をさせてもらうシーンもありました。この話は、みなさんへ響いたようで、チームマネジメント・タイムマネジメント・リスクマネジメント・気持ちのマネジメントの目線で、うまく活かされたように思います。チームの雰囲気もよかったように思います。
サポートは GitHub Discussions に寄せているので、ほんとは席を回る必要はないのですが、余裕があるときは回ってみて軽くアドバイスするなどのコミュニケーションを心掛けました。
2 日目朝になると、チームによってはだいぶ完成して、デモを見せてもらったりと、楽しくコミュニケーションできました。
サポートは随時していましたが、2 つの技術だと質問のピークタイムがちょっとズレて 2 つの波がある感じでバタバタしましたが面白かったです。enebular は、やはり取っつきやすいので、1日目の午後早いうちに質問が来ていたんですが、M5Stack については、それより後の 1 日目終わりの夕方だったり、2日目の 午前中に来ていたので、頭の中での enebular と M5Stack の行き来がアタフタしました。
しかし、良い面もあって、通常、担当技術が他の技術やサポートありの技術に回しちゃいますが、今回の場合は enebular と M5Stack の連携であれば効果的にサポートできたのでよかったです。ハンズオンで示したサンプル画ベースになっているのもあって、状況が読みやすくサポートがし助かったこともプラスに働きました。
ということで、2 つの技術のテクニカルメンターでアイデアソンでの技術紹介・ハンズオン・ハッカソン当日のサポートとなると、まさに 2 倍のエネルギーを使う感じでしたが、技術同士のコラボレーションを意識しつつ行動でき、つくるための場づくりにうまくアプローチできたと思っています。
結果として、参加者側もたくさん M5Stack や enebular を使ったり試して楽しんでくれたので、テクニカルメンターとしての役割をしっかりできました。