RICHO THETA で撮影した 360 度動画を Oculus Quest 1 で表示するメモ

RICHO THETA で撮影した 360 度動画を Oculus Quest 1 で表示するメモです。

こんな風に動きます

開発環境

  • Windows 10
  • Oculus Quest 1
  • Unity 2020.1.17f

これで進めています。また、今回の記事で説明するナレッジには直接関係ないですが、最近のセットアップでハマり通したメモも残しておきます。

Oculus Quest 1 のアプリを作るため Unity のインストールを行ってハマったメモ 2021年1月版

あくまで、このアプリを書き出す前の準備なので、開発環境がちゃんとセットアップされている方は大丈夫です!

基本的なナレッジはこれ

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Unityで360度動画を見る方法(Unity2018.1.0) を参考にすすめれば、まず Unity Editor 上で動くようになってテンションが上がります。

  • Video Player を Empty オブジェクトを作成して関連付け
  • Render Texture と Material を準備
    • Video Player 描画先である Render Texture を Material として用意して Skybox で使えるようにする
    • Render Texture は、リアルタイムに更新される特殊な テクスチャ
  • Main Camera に Skybox で、さきほどの Material を適用
    • Skybox は広大に広がる世界に見せるため、画面全体を覆うラッパー

といったことを行ってます。

しいていえば、全部「Movie360」で管理すると、良く分からなくなるので、命名規則を以下の通り調整しました。

  • Video Playerの名前
    • Movie360
  • Render Textureの名前
    • Movie360RenderTexture
  • Materialの名前
    • Movie360Material

として、混乱を少なくしました。Video Playerは、Movie360VideoPlayer でもよかったかもしれない。

Oculus Quest 1 で動かす

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先ほどの記事は、Oculus Goでは動いていたようですが、Oculus統合パッケージのインポート をして OVRCameraRig のプレハブをドラッグアンドドロップすると、このように、地平線が出てしまってうまく適用されません。

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これは、Main Camera が OVRCameraRig と共存してしまうとダメなやつと思い出しました。

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ということで、Main Camera 削除して Oculus のカメラで使われている CenterEyeAnchor のカメラの設定をします。

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Skybox を適用しなおします。

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こんな感じ。

こうすると、Unity Editor で動作が再度確認することができ、 Build And Run して Oculus Quest 実機で見てみると冒頭にあるような 360 度動画が確認できます!