産業用Raspberry Pi Revolution Pi Core 3が24V DC電源だけど頑張ってつなげるメモ

今回、産業用Raspberry PiのRevolution Pi Core 3を触る機会があり、電源をつなげるまで苦労したのでメモとしてまとめておきます。富士エレックス株式会社様、ありがとうございました。

Revolution Pi Core 3 とは

Revolution Pi Core 3 の情報はこちらです。

RevPi Core base module – Industrial Raspberry Pi

その名前の通り、産業用に特化したRevolution Piで、DINレールの形に合わさっていたり、堅牢なハウジングで難燃性や防塵性といった工場で使う場合を見据えいろいろと性能が高いというスゴいデバイスです。

開封~セットアップ

image

まず開封します。

使い方サイトをQRコードで

image

開封時の紙に、ドイツ語版の説明書がありました。

image

英語版が裏に書いてあります。

mini HDMIでつなぐ

image

通常のHDMIではなくmini HDMIの口がある。

image

たまたま家にmini HDMIがあったのでつなぐ。

キーボードやマウスをつなげる

image

image

電源投入と思いきや・・・なんと24 V DC入力!

よく見ると、通常のRaspberry Piにあるような、micro USBの電源ポートがなのです。

RevPi Core base module – Industrial Raspberry Pi

image

翻訳してみた。

とのことで、24Vで入力する必要があるようです。ええ・・・24V??

困り果て、中畑さんに助けてもらった

接続口はどこ?家庭用の100V電源からどう変換するんだろう?などなど、そもそも工場とかの文脈もわからないし、本当に困り果てまして。

中畑さんに助けを借りて1ヶ月ほど理解を深めました。

image

抜粋するとこんな感じ。本当にありがとうございました!

電源を再確認

Datasheet_RevPi_Core_RevPi_Core3.pdf

これを見る限り、

image

image

ここが電源ということが分かってきました。

image

しかし、ここ、なんか+ーのはずなのに4つも入力があるし、よくわからない。

いろいろあって再挑戦!

結局、

  • 家庭用100V電源からこういった24V DCに送るにはACアダプターが必要ぽい
  • しかも上記のように電源にいれるために、さらにACアダプタの先っぽを+ーで再分配する必要がある
  • 配線もよくある電子工作なケーブルはちょっと細いらしく太いのが必要

といったことがわかりました。

購入

以上の推察から、購入アイテムを決めました。

この3つです。

image

image

届きました。

ACアダプタからDCジャック スクリュー端子台までAC-DCチェック

慣れていない電流で行いますし、間違うと機器を破壊してしまいそうな恐怖があります。

image

ACアダプタからDCジャック スクリュー端子台までAC-DCチェックします。

image

テスターでひとまずバッチリ。(この時点でも感電するんじゃないかとビビっています)

スピーカーケーブルとDCジャック スクリュー端子台を接続

次にスピーカーケーブルとDCジャック スクリュー端子台を接続しましょう。

image

スピーカーケーブルをまずカッターで真ん中からちょっと割いて、

image

金属部分を出して、

image

こちらを両端やります。

image

DCジャック スクリュー端子台につなぎます。

接続成功

image

さらによく見たら24V 0V の表記がありました。つまり左端。

  • GND
    • 0V
  • VCC ?
    • 24V

image

このようにつなぎました。

image

あとはACアダプターにつなぐだけです!

いよいよ接続

image

よし、準備は完了。いろいろとつなぎます。

image

つないでみると、いままうんともすんとも言わなかった電源ランプが無事点灯!!!

image

起動しました!

image

ログイン画面出ました!!!やったー。

まとめ

ということで、最小限装備はこうなります。

image

当初購入したもので装備は合っていて、これで普通のRaspberry Piと同じようにつながります。

  • 普段使わない電気の世界はほんとにわからないので勉強すうることは多い
  • 3.3Vや5Vの世界と比べるとミスが許されなさそうなのでやばい
  • それでも未知の機器ではなく、中身はRaspberry Piなので起動するとホッとする

などなど、かなり紆余曲折はありましたが、まず、産業用Raspberry Pi Revolution Pi Core 3を起動することができました。

それでは、よきRevolution Pi Lifeを!