明星和楽2016というイベントでTokyo IoT Devチームとして展示してきました

福岡で行われた明星和楽2016というイベントでTokyo IoT Devとして展示してきました!

イベント概要

イベント概要はこちらです。

Interactive Art Of Things | 明星和楽2016

内容は、ライオン広場という普段は三越の入り口であり、待ち合わせ場所になるような場所にて、当日はアニメスプレイ&テクノロジー会場と変化しました。

ウフル川野さん、dotstudioうこさん、モンスター・ラボ篠原さんとTokyo IoT Dev.チームとして、「Interactive Art Of Things」のテーマで個人ごとの基本展示を軸に「イベントそのもの」「イベントに訪れた人」と時間経過で相互作用していく展示をしてきました。

また、途中にはトークタイムもありました。

mojowaraku2016-fukuoka-event-report_1

私の展示 Fes x Connecting

私の展示は、Twitterで「#明星和楽」「#明星和楽2016」「#myojowaraku」の投稿を計測して盛り上げを検知して、そのソースで現場でのプロトタイピングをリアルタイムに行う。Strawbeesで造形をし、littleBitsやWioNodeによってデバイスの付替えによる反応の変化を楽しんでもらうものでした。

Strawbeesはデジタルハイクの浅川さんにご紹介いただいて、今回のネタにあたりデバイスの反応を伝えるにあたって造形が重要だなという思考に至り試してみました。ストローとジョイント部分でできていてプロトタイピングできるおもちゃです。お互いにストローを接続し軽くて柔軟な大きな構造をつくることができます。

また、制御部分もプロトタイプできるようにNode-REDとMilkcocoaをゴリゴリ使いました。Twitter検知にはHeroku+NodeJS+MilkcocoaでTwitterのリアルタイムAPIを検知する仕組みです。

行ったプロトタイプ

リアルタイムにやるので、フルパワーでいろいろなものを持っていきまして、覚えている範囲で試したプロトタイプこんなかんじです。

  • Strawbees IoTプロトタイプ
    • Twitter盛り上がり検知+WioNode+Groveサーボ+Strawbees
    • Twitter盛り上がり検知+WioNode+Groveリレー+USBキラキラ+Strawbees
    • Twitter盛り上がり検知+WioNode+Groveスピーカー+Strawbees
    • Twitter盛り上がり検知+CocoaBit+littleBitsサーボ+Strawbees
  • 触れるプロトタイプ
    • Twitter盛り上がり検知+CocoaBit+littleBits SYNTH KITで音出し
    • Twitter盛り上がり検知+WioNode+Groveリレー+littleBitsサーボ+littleBits SYNTH KITで音出し

あと、現場の雰囲気に合わせて、ちょっと仕組みが伝わらづらいなという点で、滞留時間が少ないネタとしては、

  • RaspberryPiにenebularにNode-REDのフローを与えてカードリーダーでTwitter投稿するネタ
  • WioNodeからGrove 7シグで投稿数を表示するネタ

などもやったはず。

加えて、CreateJSでTwitter盛り上がり検知データをもらって、動き出すネタも流しておきました。

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当日の雰囲気

なかなか自分で撮影できませんでしたが、みなさんのTwitter投稿のからも借りつつ雰囲気をば。

現場では、終始福岡の通行されるみなさんの温かい雰囲気に触れ楽しく展示できました。年配の方がストローでできていると聞いて親近感持って話を聞いてくれたり、お子さん連れのご家族がワイワイ触れてくれることも多く、チーム内の展示では、お子さん、ご年配の方への興味関心が伝わりやすいという感じでした。

「これインターネットとつながって一緒に動いてるんですよ~~~」というと、ほうほうと詳しく聞いてくれる方もいてうれしかったです。

おまけにStrawbeesのかたづけの様子も載せておきます。自分もこれ片付けられるか不安な大きい造形物もこんなにコンパクトに。

すてき。今後もStrawbees極めて行こうと思います。

余韻

そんなわけで、昨日帰ってきました。

お気に入り その1。まーちゃんさん、ほんとお手伝いありがとうございました!うこさんの展示、とっても映えてました!

お気に入り、その2。なんというか、よきチーム感出てたことを思い出させてくれる。

ふりかえってみて

で、ふりかえってみるのですが、Playground2015以後ここまで雑多に構想してた色々なプロトタイプを集合させて、リアルタイムプロトタイプという形で一気にお披露目してみて手応えのあるものになりました。

ただ、課題も見えてきまして、あれこれ箇条書きにしてみます。

  • リアルタイムプロトタイプ
    • イベントがはじまってしまうとリアルタイムプロトタイプを演ることにウェイトが置かれるのでバグ解決難しい
    • リアルタイムプロトタイプは悩むロスがもったいないのでサクサクだせるコンボを考えると良さそう
    • 興味持ってくれる目をしたお客さんにはすかさず話しかける感じが吉
    • プロトタイプを変化させるのにだいたい15~30分程度かかるので潤沢にためせるわけではない。
      • 6時間の展示時間のうちで印象10ネタ程度だったか。試せなかったものは、また今後試す。
      • とはいえ、人の流量や反応見て調整できるので変化には強いのはよい
    • 扱いが難しい出力やセンサーは伝わるように組むのに手間はかかるので、事前準備重要。うまくいくとたのしそう。
      • 例:色判定センサー、高精度ジャイロ、磁気センサー など
  • CocoaBit
    • 無事実戦で使えそう。ネタがコンパクトになって、とても良い。感覚的にはWioNodeと同じ設置感で行ける。
    • うっかりやるとMilkcocoaの制限に引っかかる場合もありえるので、送信間隔やpush/sendの扱いなど気を使うのが良さそう。
  • 展示環境
    • やはり WiFi環境はいろいろと不具合はあるのでテザリング予備は大切
      • 今回はSORACOMテザリングが威力を発揮してよかった
    • スティックPCでディスプレイ表示するのは色々コンパクトで良い
      • ただしWindows10の大量更新が発動してテザリングがパンクしそうになったので今後は注意する
    • RaspberryPi3がWiFi混線にかかると応答がかなり怪しいので対策を立てたい
      • おかげでデバイスからのTwitter投稿ネタがほぼやれなかったので課題
    • ペン式ドライバー、養生テープ、マスキングテープ、ホワイトボードノート、イケアビニールバッグあたりはかなり役に立った
  • Twitter検知
    • ハッシュタグを1要素だけ狙うと、音&動力のシーケンスが1ラインしかなくて心もとないので、多シーケンスが行けると良さそう
    • 今回のTwitter検知を自分以外にシェアするときにMilkcocoaがとてつもないやりやすさがあった
      • 詳しくはアドベントカレンダーで書くと思う
  • アイデア
    • Strawbeesで作った造形に触れるとネットで何か起こる系も面白そう
    • サーボの遠心力で勝手に転がってたりしてたので何かに活かせそう
    • 身近なデバイスということでスマホを連動できるネタも向上させていきたい

といったところでしょうか。

明星和楽の運営の方々、当日は機材面や色々とサポートいただいて感謝です。アフターパーティーもとてもたのしかったです。福岡のテックな方々も、すごく気さくに会話いただいて楽しかったです!ほか、よくしてくれた皆さん、ありがとうございました。

そして、Tokyo IoT Devチームのみんな。この1ヶ月くらい明星和楽のことで一緒に動けて楽しかったです。当日までどうなるかわからないコンセプト通りのヤミナベ感でしたが、いろいろな課題を楽しく乗り越えられて素敵なチームでした。

引き続き、がんばっていきます!