つい先日ですが、Edge Animate 1.5がリリースされました。
自分は、無償でここまで使えるアドビのWeb制作ツール for デブサミ2013 – SSSSLIDEのスライドを眺めていて、あれ??1.5って書いてあるって思って調べたら気づいた次第。
開発ブログにも書いてありました。→Adobe Edge Animate 1.5 is here, bringing new design capabilities to the web « Adobe Edge Animate Team Blog
というわけで、最近使い込み始めているので、Edge Animate 1.0.1と1.5の生成ファイルを比較してみました。
今回のテストでは、ファイル比較のみで、再生パフォーマンス、アプリケーションのUIの変化、追加機能については言及しないのでご注意ください。
既存プロジェクトを1.5版プロジェクトにするには
新規プロジェクトはいいとして、既存プロジェクトを1.5版プロジェクトにするにはどうするかというと、簡単です。
- 一度でも同プロジェクト保存し直す
- プロジェクトを別名で保存
のどちらかの手順で1.5のプロジェクトになります。
今回は同プロジェクト保存し直すやり方だと今後使わなくなったファイルの見極めがしにくくなるので、プロジェクトを別名で保存する方法を取ります。
早速比較開始
こういう時に、手元に制作済みファイルがあるといいですね。先日のドラクエサンプルで比較してみます。
1ft-seabass.jp.MEMO – Edge Animateでドラクエ風バトルシーン(簡易)を作ってみる
まずはファイル構成
まずはファイル構成をみてみます。
みてみると、
- edge_includes/jquery.easing.1.3.jsがなくなっている
- edge_includes/json2_min.jsがなくなっている
- edge_includes/edge.1.0.0.min.jsがedge_includes/edge.1.5.0.min.jsに変更。
となっています。jquery.easing.1.3.jsが9KB、json2_min.jsが3KBなので少しでも総ファイル容量が削減されたのはよいこと。
ファイルごとの内容を比較
続いて、差分表示ソフト Rekisaを使ってファイルごとの内容を比較をしてみました。
上記のedge_includes内については今後も変わりますし、Edgeを動かすための基本エンジンなので除外します。
プロジェクトで書き出される、
- edge_battle_sample_1.5.html
- edge_battle_sample_1.5_edge.js
- edge_battle_sample_1.5_edgeActions.js
- edge_battle_sample_1.5_edgePreload.js
の4ファイルを見てみましょう。
変更のないファイル
最終更新日は変化していましたが、プロジェクト名をedge_battle_sampleからedge_battle_sample_1.5に変化させたことを除けば、以下のファイルは変化なしでした。
- edge_battle_sample_1.5.html
- edge_battle_sample_1.5_edgeActions.js
edge_battle_sample_1.5.htmlは表示の起点となるHTMLですし、edge_battle_sample_1.5_edgeActions.jsはインタラクションを司るこちらが記述するファイルなので変更がなくてよかったです。
edge_battle_sample_1.5_edge.js
こちらは少々変化がありました。
最初のあたり
- バージョンが version: “1.5.0”,に変更。
- ビルドが build: “1.5.0.217”に変更。
変化がなくてよかった点として、イメージの呼び出し元、fillのイメージ部分が変数imによってパスが集約されているのは1.0.1の設計を引き継いでいるようです。
途中のあたり
各パーツの記述については多少順番が前後するだけで大きな変更はないようです。
このあたりは変更があっても、アプリケーションのUIで操作するもので、Edgeのエンジンが再現させるものなので、仮に変更があってもそれほど影響は無さそうです。
また、ところどころの大きいエレメントやシンボルで最初のあたりのようなバージョン・ビルドが変更されてます。
最後のあたり
それでは、最後のあたり。途中のところと同様で大きな変化はないですね。起動、ready周りの実装も以前と同じのようです。
edge_battle_sample_1.5_edgePreload.js
初回のJavaScript周りを揃えるプリロードでは、edge_includesのファイルがいくつか読まれなくなっているので、どのように変化しているでしょうか。
- Edgeの基本エンジンの記述が変化している
- jquery.easing.1.3.jsとjson2_min.jsがプリロードから外されている
ということで、やはり除外されたファイルは入ってないようです。
おわりに
ということで、1.0.1と1.5のファイル比較、いかがでしたでしょうか。全体を見渡すと色々と細かく変わったので、1.0.1のリソースと混在させず、新たに保存しなおして進めたほうがよさそうです。
今回のソースコードも以下においておきます。
Edge Animateデータダウンロード:edge_battle_sample_1.5.zip
それでは、よき Edge Animate Life を!