技術研究プロジェクトをサポートしている最近の事例についてのメモです。
プロジェクトについて
2020年前半に関わっているものです。
今回の技術研究プロジェクトについての関わり方は、HoloLens 2 や Azure Kinect で人の行動を記録するプロジェクトのサポートとアドバイスです。
たとえば、
- 研究範囲が人の行動を記録という抽象度の高い目標に対して、技術・企画ほか色々なアプローチの一緒に考えてほしい
- 技術要素は、まず HoloLens 2 や Azure Kinect とはしているが目標に対して縛られず柔軟に考えたい。UIとしてフロントエンドも考えたいし、IoTのセンシングもありえそう。
- スキルレベルがまちまちなプロジェクトメンバーに対して HoloLens 2 や Azure Kinect に関してのレクチャーやハンズオンを行ってナレッジの周知をしてほしい
- 昨今のリモートワーク化に合わせてプロジェクトメンバーとのオンラインのコミュニケーションを含めてプロジェクトを進める方法を一緒に考えて動いてほしい
といった要望があり、プロジェクト内容もとても面白く、かつ、オンラインのコミュニケーションやナレッジ共有など関われるポイントが多くポジティブに関わらせていただいております。
たとえば、以下はオンラインMTGでプロジェクトメンバーの方々と集まって、HoloLens 2 関連で手を動かしながらレクチャーする様子です。
オンラインでのレクチャーは、セットアップがうまくいかなかったり、エラーが起きてしまったときは、その場で直接画面をみてサポートできないのは難しいです。それでも、ビデオMTGツールで画面共有をしていただいて一緒に解決策を考えてアドバイスをしています。このようにオンラインでも、直接会って進めるときに大切だったコミュニケーションを取り入れつつ、試行錯誤しながら進めています。
ミーティングのスタイル
- ミーティングでこのプロジェクトの状況を伺う
- つどつど、要望に合わせたアドバイスや実際に手を動かすポイントを探す
- 場合によっては、私自身も開発に関わるケースもある
という流れで、プロジェクトを見渡しながら技術部分のリードをはじめ、全体の構想理解をしながら技術や企画で寄り添いました。
このプロジェクトではミーティングは不定期で必要に応じて行っています。以前はオフラインで事務所にお伺いしていましたが、最近は完全オンラインで Zoom で集まってミーティングを行っています。
また、必要に応じてですが、その場で技術要素をイメージに起こして意識合わせをスムーズするアクションも行っています。こうすることで、複雑に絡み合う構想が実現できるように見える化し、ブレずに見通しも立てやすくなる効果が生まれます。
こういった私が先行して調べてナレッジをまとめ、ミーティングを企画して実際に手を動かしながら共有することもあります。ミーティングに参加したメンバーの反応を感じ取って、ある程度、柔軟に対応するハンズオンのような動きですね。
また、このようなハンズオンはナレッジの宝庫です。つまづきやすいポイントや、まとめないと忘れそうなものは積極的にまとめるようにしています。
プロジェクトの要点は除いた状態で一般的なナレッジにしつつ私のブログにまとめる場合もあります。
このように情報をオープンにすることで、プロジェクト外の識者と知見をやり取りし発展的なコミュニケーションができるため、より集合知が進む場合もあるため、つどつどオープンかクローズかは見極めながら情報共有を考えています。