2020年の東海大学組込みソフトウェア開発特別講義をオンラインでしてきました

2020年の東海大学組込みソフトウェア開発特別講義をオンラインでしてきた、そのまとめです。

今回の流れ

200分の2枠の授業でしたが、昨今の事情でオンライン授業です。前半・後半で以下のようになりました。

  • 前半 100分
    • 事前に撮影した40分の YouTube の講義動画をそれぞれ見てもらうオンデマンド型授業
    • その上で質問を Google フォームで受け付ける
  • 後半 100分
    • 前半の質問を答えるリアルタイム授業
    • 最後にアンケートを取る形で授業の理解度と反応を受け付ける

いままでめっちゃデモ演舞で押し切る登壇だったところからの、大きな方向転換で、大学の先生とともに、イチから丁寧に流れを作っていきました。

前回はこんな感じです。

2019年も東海大学高輪キャンパスにて組込みソフトウェア開発特別講義をしてきました

前半のオンデマンドの流れ

動画の流れはこんな感じです。

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限定公開のURLを事前に教えて、スライドを軸にして登壇がはじまります。

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Microsoft Learn や Azure の AI の話を紹介したりしました。実際のアンケートでも「こんなに手軽にできて教材もあるなんて!」という反応も多かったです。

生徒の集中力を考慮して 30 分程度で収めようということになり、演舞量は抑えましたが、それでもデモは大事なので、盛り込みました。

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ファミリーテックのデモ。

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うんこボタンのデモのインパクトは、仕組み的にも、身近な実装としても、ネーミングでも印象付けられました。これも、質問のいいきっかけになりましたね!

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それ以外にも、ゆるメカトロや、obnizによりIoTの手軽さといった話も組み合わせてデモをお伝えしました。

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質問アンケートは Google フォームで作りました。

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実際の質問の内容です。ちょうど、100分の授業の後半からグイグイと質問が出てきて25におよぶ質問が出てきました。やはり、デモを行ったAIやIoTボタン、フリーランスのキャリアには質問がよく集まりました。後半に向けて、どんなことを答えるかをアウトラインを決めたりもしました。

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さらに Discord にもログを出していたので、質問の盛り上がりをキャッチできるようにしています。

後半のリアルタイムの流れ

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授業の場所は Zoom です。なんと常時40人の生徒の参加があったようです。予想はしていたのですがカメラもマイクもOFFで、今回「リアクションシステム」を IBM Cloud で作って導入しました。Node-REDのダッシュボードで画面を作って、リアクションはリアルタイムにデータベースを貯めておきました。

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このような形で、生徒のスマートフォンでアクセスしてもらい反応を見ていきます。

やってみたところ、すぐにたくさん試していただいたようで、すごく安心できました。

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もちろん生徒にも私にも同じグラフが見えるので盛り上がりが確認できます。

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今回はデータベースに蓄積していたので、後日、SQLで5分ごとに集計してみました。実際4000を越えるいいね!リアクションがあり、結構盛り上がったんじゃないかなと思っています。

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ということで、だいたい1質問2~3分で25の質問を答えていきました。およそ60分くらいしゃべりつづけました。

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時間軸の盛り上がりの様子です。当初はお試しですごいクリック数ですが、それ以降、いい話をしていた時にリアクションもらっていた感じですね。最後の18:48~18:56あたりは締めのトークをしていたので、拍手をもらったような感じだと思います。

授業後のアンケートの様子

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後半のアンケートの反応です。結果としては、良い反応が多かったです。

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今回、数ある特別講義のなかで、実は1番目を担っていたのでドキドキでしたが、なんとかちゃんと良いものを伝えることができたかなと思っています。Google フォームだとこんな感じで、すぐに反応が見れるので、そういったところもやりやすかったです!

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この反応もうれしかった!オンラインの勉強に良い印象を持ってほしいので、うまく着地できてよかったです。

ということで、今回はオンラインで講義を行いましたが、なんとかうまく体験を変換させることができましたし、オフラインとまた違った良さを引き出せたかなと思います。