日本 IBM Cloud ユーザー会 JICUG で 9/25 運営&登壇しました

日本 IBM Cloud ユーザー会 JICUG で 9/25 運営&登壇しました

日本 IBM Cloud ユーザー会 JICUG で 9/25 運営&登壇しました。自分のまとめです。

Fun・Done・Learn 形式でまとめてみます。

イベント情報

イベント情報はこちらです。

あなたのAI駆動開発パートナー IBM Bob を使ったアプリ開発 #5 - connpass

今回も私から IBM Bob から 3D + IoT 連携コンテンツを作ってみた話をはじめ、 IBM Bob を使ったカンバンシステムを作った話やGranite と連携するローカル LLM コンテンツを作った話を聞くことができました。

Fun たのしかったこと

今回は鹿野さん・西川さんと運営しつつ、鹿野さんの司会していただきつつ、ワイワイとそれぞれの制作物の話をざっくばらんにできてたのしかったです。

あなたのAI駆動開発パートナー IBM Bob を使ったアプリ開発 vol.5 - posfie

こちらにポストのまとめもしております。よろしければご覧ください。

Done やれたこと

私の登壇を伝えることができました。「IBM Cloud Code Engine での Web 3D + IoT な仕組みを IBM Bob に併走してもらったよもやま話」というタイトルでお話しました。こちらがスライドです。

IBM Cloud Code Engine 上に Node.js Honoのバックエンド、Vue + Bootstrap の 2D フロントエンド、Babylon.js による 3D フロントエンド表示を乗せ、バックエンドから MQTT 経由で IoT ライトを遠隔操作するというプロトタイプです。

ライブデモも、ブラウザ上の 3D オブジェクトを回転させたりアングルリセット。立方体操作から MQTT 経由で実物の IoT ライトを点灯・消灯させるところまでお見せできました。

あるあるですが、無料プランの Code Engine だったので初回起動だけ少し時間がかかりましたが、動き出せばレスポンス良い感じでした。

今回一番伝えたかった「IBM Bob に IoT や 3D を丸投げせず、技術選定・責務分担・環境変数・MQTT トピックなどを仕様書にきっちり書き込む」流れをうまくみせれました!

丸投げせずに構想を仕様書に落とし込めば、AI駆動開発でも複数技術を組み合わせたプロトタイピングは十分に実用的にいけますねー。こういうことは引き続き示していきたいです。

「IBM Cloud Code Engine での Web 3D + IoT な仕組みを IBM Bob に併走してもらったよもやま話」イベントレポート - jicug.github.io

加えて、Rimo で AI 議事録をまとめつつ、JICUG のサイトにイベントレポートを記載できました。

Learn まなんだこと

学んだことは色々あります。

鹿野さんは「毎月異なるテーマのアプリをAI駆動開発」シリーズの今月版として、QC活動を支援するデジタルホワイトボードアプリ「QCプレイブック」のお話。こういう話があることを知ること自体勉強になります。

付箋への意見入力や移動、コメント共有、コネクターによる関連付けなど、ライブデモでは参加者がその場でブラウザから付箋を動かして楽しんでいました。

開発プロセスの話も大切でしたね。要件定義→ AI による基本設計→コーディング→検査・修正という流れの中で、コーディング前に「設計上の不足や未決定事項があればAIから質問させる」工程を複数回挟んだことで、私よりも近いやり方でした。

仕様書作成に約 2 日かけた一方で初回コーディングはわずか 8 分で完了したとのこと。やっぱり事前設計を丁寧にやるほど、後からの修正回数とトークン消費が抑えられるという話は、自分の登壇内容にも通じるところがありました。

西川さんは、自治体・教育機関向けに、NotebookLM 風の自己ホスト型・複数ユーザー対応ローカル RAG Web アプリケーションを開発中というお話でした。すごい。

Next.js・TypeScript・React 構成を基礎にローカル LLM には Granite 4.2 3B を採用し、32GB メモリの PC でも動く小規模モデルだそうで、外部の生成AIサービスに依存しないローカル完結の構成を目指しているとのこと。

標準 RAG と HyDE RAG を切り替えられたり、検索結果の引用元・ページ番号・類似度を表示したりと、自治体・教育機関という実運用を見据えた作り込みが印象的でした。HyDE RAG あまりよく分かってなかったので実際の雰囲気を見れてよかったです。

開発プロセスも興味深く、まず ChatGPT や Claude で仕様書を作成し、バージョン1.0から1.6まで合計7回も書き直したうえで IBM Bob に読み込ませてプランファイルを作成、実装は複数フェーズに分けて1ステップずつ確認しながら進めたとのこと。

AI のない時期ですと登壇にとても収まらないので開発プロセス全体の話は聞けませんが AI のおかげで、良い感じに開発プロセスも垣間見えるのが私にとっては新鮮です。

鹿野さんも西川さんも、今までの経験・知見から発揮される仕様の分厚さやそれぞれのこだわりポイントが知れていつも楽しいです。

質疑応答では、私の MQTT を使った IoT デバイスとの通信について「Linux 上で動くラズパイでも同様の制御が可能では」という補足があったり、QC プレイブックの効果音実装について「ピロン」「キラリーン」といった擬音まで仕様書に書いて AI にライブラリ選定を任せたという裏話が出たりと、細部の工夫が盛り上がりました。

「仕様書は単なる補足資料ではなく、AI に対する自然言語によるプログラム指示として機能する」という点がワイワイ話せたのも楽しかったです。

また、次回もこうした事例が集まる会にしていけたらと思うので、引き続き運営をしつつ登壇ネタも仕込んでまいります~。