IBM TechXchange 2024 Las Vegas レポート 番外編です。前・中・後編で書けなかったことをいろいろとまとめております。
取り留めもないですが、ここが一番書きたかったところ。
物理航空チケット最強
実は、最初は JAL の便(東京→ロサンゼルス)については JAL アプリが使えて楽々だったのですが、American Airline に当たる部分がうまく QR コードが出ず登場直前でトラブってしまいパスポートを見せてなんとか搭乗できるという冷や汗をかきました。
ロサンゼルス国際空港内の Wi-Fi が弱かったのもあり QR コードがそもそも出ないのか遅いけど出るのかの判別がつかずとても焦りましたw
そもそも American Airline の便は JAL のアプリで QR コードが出なかったことが帰りの便でのアプリの状況で判明してしょんぼりしました。
IBM 佐藤さん含めて色々な人に聞いてみたところ、物理航空チケットが最強ってことが分かったので、これからの渡航では忘れずに発行しようと思います。
登壇準備紹介
さて登壇に色々な対策をしていました。たとえばこれ。
自分のキャリーバックです。これ以外には PC の入ったリュックだけです。ロストバゲージで登壇道具が紛失するのが怖すぎなので「荷物預け入れせずに全部持ちこめばいい」という発想で今までやってきています。
なので持ち込みできるキャリーバックとなると大きさが限られるわけですが、ここでさらに登壇要素として今回特有の状況に対して対策しています。
「Apple Vision Pro が万が一調子が悪くなったときに Windows でも更新可能な元々のネタの Meta Quest 3 も持っていく」
この対策をするために、貴重なキャリーバックのスロットがこのように埋まってしまっているわけです。
結果としてトラブルはなくて Apple Vision Pro でいけたので Meta Quest 3 は必要なかったのですが、持っていかないパラレルワールドでは大失敗してたかもしれませんしね。よかったです。
Apple Vision Pro が何かしらの Mac ノートを持っていけばビルドも出来るわけですが、そっちはそっちで Windows と Mac の 2 台持ち込みになってしまうので、別 VR 持ってくのとあんまり変わらないなという判断でした。
あとはクラウド側のしくみ対策。
こんなことをしてました。
- Apple Vision Pro では Whisper API の文字起こしは内蔵したが、ロード時に設定取得サーバーを用意してクラウドへのつなぎ先についてはそこから読みこんで、万が一クラウドが調子悪くなったときには、別に構築して切り替える対策をしました
- Ring の監視カメラ管理画面が日本以外のリージョンからのアクセスでブロックされないかは Azure で米国リージョンのサーバー立ててアクセスしてみて検証しました
- スマートライト側の施設では実は一番映える照明部分は主電源が OFF になるとなんにも動かなくなってしまうので中畑さんが出発する前にスイッチ自体を IoT 化して物理操作は箱でブロックする対策をしていただきました
- スマートライト側の施設の遠隔制御は Raspberry Pi が担っていたのですが、これも遠隔操作できるように Tailscale をインストールして遠隔操作可能にして安心感を高めました
いろいろ対策したものの、このレベルではトラブルは起きなかったのは幸運でした。幸運とはいえ「いつでも対策してやる!」という気概は大事ですね!
とはいえ初手の文字起こしで OpenAI 社の API(Whisper API)が動かないときは一気にアウトになる単一障害点は除ききれず 1 日に何回かアクセスして「ふーうごいてる・・・!」とほっとしていました。
乾燥対策アイテム
乾燥対策。野外で湿度が 10 %前後で、ホテル室内でも 40 % になるときがある乾燥っぷりでした。
どれだけやばいかというと、
夜にギュって絞ったタオルが朝には、掛けた形になるくらいパキッと乾くくらい。
なので、今回キャリーバックが登壇機材で圧迫したために、靴下や下着をいくらか洗ったのですが、日本ではやや乾きにくい靴下も夜に洗って絞れば、朝にはほぼ乾いていて、昼には完ぺきって感じでした。これはありがたかったですね。
とはいえ、のどにはつらいので対策。登壇までにのどを壊すわけにはいかないのです。ぶっちゃけ登壇なければ、ここまで気をつけないんですけどね・・・!
のどぬーる濡れマスクは日数分持っていって、良い感じに朝まで潤いました。ただ寝返りをしてしまうと外れてしまうのでそこが悩ましかったです。
あとはヨドバシで買ったペットボトルに水道水を入れて使う、超音波式加湿器はよかったです。機材に水を吸い上げるヒモを入れるオペレーションが難しかったですが、慣れれば大丈夫でした。
ただ、あまりに乾燥していたので加湿器も負けちゃってる感じだったので、のどぬーる濡れマスクで至近が潤えてよかったです。
ディスプレイ
マンダレイベイホテルの会場は、とても高級感があり、いたるところに大きなディスプレイがあり IBM のアニメーションが流れてて素敵でした。
といいつつ、微妙にドット欠けをみつけて「あーやっぱりおおきいとそういうのあるよねー」と一人でエンジニアツッコミを入れてました。
水分補給
乾燥と相まっての水分補給。そもそも水が高いので、買って持ち込むというのはコスト。提供してもらった IBM ノベルティなボトルが重宝しました。
会場に飲料水の飲める&汲める場所があるので、慣れた参加者の方は入れているのを見て、真似をしました。(水だけに)クール!
ただ、最後のほうは「もはや水でなくゼロカロリーならペプシでも水分補給なのではないか?」という発想にはなっていました。これはラスベガスから帰る直前に記念に買ったダイエットペプシ。水よりちょっと安いんですよね。
スピーカーテストルーム
すでにご紹介しているスピーカーテストルームですが、やはり実際の登壇する部屋と同じ装備というのが安心でした。
これで、本番さながらにつないでテスト出来て、ずいぶんライブデモの成功確率があったと思います。スピーカーテストルームに何度も行き過ぎて、むしろそこの IBM のスタッフの方と一番英会話した気がする。
ありがとうございました。
ジャケット&ワッペン
実は今回 IBM Champion ジャケットと呼ばれるこの青い服がイベント内の IBM Champion 活動で必要で、キャリーの少ない荷物スロットを消費して持っていきました。
ただ結果としては、会場やホテルが結構空調が寒くて「IoT 制御できたら適宜 OFF して調整するのに!」というくらいだったので、暖かい上着として重宝しました。ですので着てるので荷物スロットとも消費せず一石二鳥でした。
そして、この IBM Champion 実は、今回の記念ワッペンを追加できるんです。
じゃーん!増えていくのかっこいい!
支払いが楽にできた
今回、渡航前半年かけてスマホのクレジットカードタッチ決済を整えてそのままラスベガスで使ってみましたが、実際やってみて暗証番号入力ないし履歴もすぐ来るし体験がよかったです。
ただ日本でもあるんですが、海外でもコンビニ店員さんがスマホでのクレジットカードタッチ決済という技術スタックが多い決済に「(店員)え!ちょ!ApplePayとかできないですからね!!あ!?え!決済通ってる、なぜなの!?」「(私)あ、いや、これカードのタッチ決済と同じなんですよ」みたいな、エクストラな英語会話ルートが生まれて、ちょっとバタバタしがちなのが面白かったです。
あと、ちょうどハロウィンだったので、決済画面はハロウィンでかわいかったです。
Slack
今回は日本から行くみなさんの集まる Slack があって都度都度レポートしたり、アピールして盛り上げたりしてました。つながりを感じられてよかったです。
あとは、すでにレポートに書いていましたが IBM Champion チャットが WhatsApp にあって、こちらでも英語の勉強も兼ねて投稿してました。
「インタービューすごい!」といった交流がうまれてうれしかったです。
ただ、ほんとは登壇アピールで自分のセッションへの参加者を増やしたかったのですが、そもそも IBM Champion たちは登壇でアウトプットする方が多くて、みんな他の人の登壇へは行けない感じでアピール先としては、ちょっと外しちゃったなーというのがポジティブに面白かったです。
むしろ Apple Vision Pro をかけて朝食・昼食会場で一般の登壇しない参加者に丁寧にアピールしていったほうが良かったのかもしれないですね。
このあたりは、セッションのグローバルアピールとしては、もっとやっていきたいポイントがあるので、また機会があれば頑張っていきたいと思います。
WhatsApp 自体はとっても楽しかったです!実は今もちょいちょい投稿されててチャット動いてますね。
名刺が結構減る
そうそう Slack で交流していることもあって、初対面でもなんとなく面識がある感じで、いろいろと名刺交換しつつ交流できました。
帰国時に名刺がわずか 1 枚になってました!グローバルだからいいだろ、と日本に置いていかないでよかったです。
ブースコミュニケーション
IBM 佐藤さんが Code Engine で登壇するなら!ということで Cloud のブースで Code Engine の担当の人とも引き合わせてくれて色々ディスカッションできて、しかも Code Engine の T シャツもいただけました。
最初「なにか Code Engine に良くしてほしいことないですか?」と聞かれたときに思いつかなかったのに、そのあと製品でもしてもらったら「あーーー!これ!こういうの便利ですよね!」とか「そうそう、ここがやりにくくって・・・」という話出したりと、いろいろあとから話せて楽しかったです。英会話とはいえ技術の話は饒舌になる。ありがとうございました。
電圧
そういえば、ロサンゼルス空港でドキドキしながら普段の Anker Prime 6-in-1 挿しましたが、ばっちりいてめっちゃうれしかったです。いや、規格的に大丈夫なんですけどね。
「スペックでは問題ない!ないがここで初挿ししてバチン!とか音をたてて壊れるかもしれないけど、いやでもやらねば使えないし!南無三!・・・動いた!」みたいな感じでしたー。最初はドキドキします。
実は中国で変圧器噛ませずにバチンって電源タップ吹っ飛ばしたことがあるので、慎重ではあるんです。
筋トレ
近年、筋トレは、場所を取らず自分の荷重でやるものでそろえているのですが、腕立てした後、足を動かすような日本でもやってるものがうまくできました。
こうやって長いタオルをひとつ敷いて、汚れ防止、マット代わりにしました。このあたりは日本でもやっててだいぶ慣れてきました。
写真撮影
」
こういうフォトブースがあったんですよ。
クオリティ高く撮影してくれてプロフィール写真にも使えるので好きなんです。
ただ、あれですね、今回は歯を出して笑ってみたいな案内で、うまく表情作れなくて四苦八苦しました。これなんか、ちょっとおかしい。たぶん海外だと歯を見せる表情づくりが良いので、うまく同期できなかった感じです。
でもこれはこれで経験。
いや。ひとまずですね。登壇まで気を抜けなくて海外疲れが見えてるってのもあったかもしれません!できれば登壇後に笑顔したかったーというやつです。
ともあれ、良い感じに撮れたものもあったので、ちょっとプロフィールに使ってます。
時差ぼけ
時差ぼけですが「(ホテルは室内なのでそれ以外で)太陽にちゃんと当たる」「寝るリズムはなるべく保つ」というのはしたのですが、7日間の勝敗は半々という感じでした。
ダメな時は 4 時間くらいで朝の 4 時とかに起きちゃいますね。 Oura Ring の様子。
ただ、7 時間くらいぐっすり寝れたときもありました。
Oura Ring の体調グラフも、うまく表示されなくなっていました、タイムゾーンはうまく追従するんですが、いかんせん睡眠リズムが乱れてデータが整っていない模様。
合間に仕事をするということ
今回は、さすがに全部の仕事を落ち着かせることが出来ず対応がいくつかありました。ただ時差的にほぼ昼夜逆転で、ぜんぜんはかどりませんでした。
日本でやるような繊細な連絡とかはできませんし、登壇もあるとなると集中がしにくい状況。
なかなか大変でしたが ChatGPT に機密事項じゃない範囲の開発ログがあったので、うまく併走できて脳に優しかったことも気づけて学びでした。ありがたや。
英語力はどうだったか
今回は日本人のみなさんと行動できたのもあって、うまく英語コミュニケーションを調整しながら生活できました。
ただ、ある程度の英語の慣れも出てきてスターバックスでは目的通りの注文と品物ゲットもできるようになって自分としては成長を感じられました。
あとタッチ決済の話もそうですが、うまくツールやガジェットを駆使して自分のやりやすいコミュニケーションで対応できるようにできてるのも大きそうです。いくつかのフードコートで自分の食べたいものを食べれたときの喜びはたまらなかったです!
とはいえ T-Mobile に自分を過信して突っ込んで撃沈しているようなところもあるので、引き続き英語勉強は頑張っていこうと思います!
ということで、IBM TechXchange 2024 Las Vegas レポート 番外編も書ききれました!