2022年 東京テクニカルカレッジで IoT に関する非常勤講師をしています

2022年 東京テクニカルカレッジで IoT に関する非常勤講師をしています。1 期と 2 期がひとまず落ち着いたので、自分のまとめです。

東京テクニカルカレッジ IoT + AI 科 とは

Web サイトに 専門学校 東京テクニカルカレッジ IoT + AI 科 の情報があります。

“ものづくり”の最先端技術をとおし、社会・企業を豊かにするIoTエンジニアになれる学科
IoT(Internet of Things)とは、モノ(コンピュータ、機械など)にセンサーをつけ、
センサーが取得した情報をネットワーク等を介し、
可視化して問題解決に導くこと。より便利で安全な社会を実現するために、
IoTデバイスの設計・開発など、ものづくりのノウハウを学びます。

ということで、私の IoT による試行錯誤も本科に活かせそうということで、私の場合は、まず 1 年生のパートを 3 枠ほど担当しています。今年スタートしたばかりの科なので、科長の生形先生と色々とディスカッションしながら進めています。

IoT + AI 科 カリキュラム で紹介されていますが、ここの「Raspberry Pi によるシングルボード入門」「Node-RED とデバイス連携を軸としたデバイス実習1」を、なんとか講義をやりきることができました。

授業の様子

たとえば、1期のシングルボード入門は最初は丁寧に起動することからはじめていく流れ。学生は Raspberry Pi だけでなく、様々な技術や理論を一気に覚えるので、初見でうまく動かない苦い思いをさせないように、気をつけました。

IoT は座学だけでなく手を動かすことも大事なので、1回が 90 分の授業の中で、小さいハンズオンも仕込みながら進めています。

2 期のデバイス実習1は、Node-RED とデバイス連携を軸としています。そして、理解しきらなくても作りはじめるようなプロトタイピングにい大切なマインドも授業のいろいろなところで伝えています。

MQTT プロトコルの授業の際も、私が持ってきた M5Stack につないで学生側から制御するような仕掛けで、覚えたてのときに「で、これ何に使うんだろう?どうやって使うんだろう?」みたいな疑問に早めにアンサーをだせるようにしつつ、つながる楽しさで盛り上げたりしました。

終盤の授業では、センサーデータを Node-RED が MQTT で中継し LINE Notify 通知するような仕組みも「授業で一緒に手を動かすと何だか動いたぞ」というのを大切に、動かすことでまず取っつきやすさをだしつつ、ちょっとずつ完成品を崩しながら理解を深めるようなアプローチをしています。

ふりかえり

ということで、東京テクニカルカレッジで非常勤講師やっております。

毎回、授業資料を作りつつ理解度を測る問題もつくりつつで結構パワーをかける感じですが、対面授業で、じかに学生の前で、技術の楽しさやプロトタイピングする大切さを伝えるのは私自身も鍛えられる感じでいいですね。

ほんと、毎回の授業では、学生も私もしっかり IoT できることを祈っているので、七夕でもこんなの書いちゃいました。もうひとつ、5期のデバイス実習 3 では obniz を通じて JavaScript も授業する予定です。

よりよく学生に技術や作る楽しさが伝えられるよう頑張ってまいります!