6/23 にバンタンゲームアカデミー API 特別講義をしてきました。自分のまとめです。
今日は #バンタンゲームアカデミー で #API 特別講義でした。朝から夕方まで話してました!
学生さんが得意な #Unity での HTTP の基礎や API の広がりなどを中心に伝え、柴犬画像 API 接続ハンズオンも体験いただけました。アンケートも良い反応でホッとしました! #enebular #noderedjp #nodered pic.twitter.com/U0YMaScAef— Tanaka Seigo (@1ft_seabass) June 23, 2022
ということで、普段は VR のような開発を軸に Unity を使われている学生の皆さんに、別の側面として API が Unity でもいろいろつないで発想が広がっていけるよ、といったところを軸にお伝えしてきました。
事前アンケートをとって雰囲気調査
今回初めてだったので、1 年生 2 年生それぞれに担任の先生に協力いただいて、事前アンケートで雰囲気を見ました。
調べてみて、よかったです。
いくつか質問しましたが、1つの質問はこんな結果でした。人数は伏せていますが、パーセンテージが分かるようにしています。このように、良い意味で Unity 開発で API は触れていない様子だったので、私の話もプラスに働きそうです。
当日の様子
1 年生が午前中、2 年生が午後という形で進行しました。どちらにも、柴犬 API をつなげるハンズオンを交えつつ、API をつなげるための HTTP の基礎や API の広がりを伝えました。柴犬 API をつなげるハンズオンは全員つながったので、とてもうれしかったです。
とはいえ、1 年生・2 年生同じ内容の授業ではなく、つなげる API はそれぞれ工夫しました。たとえば、2 年生の場合は、私の用意した IoT データにつないで実際に操作するような仕掛けも用意して、楽しんでいただけました。また、Azure をはじめとしたクラウド接続の話や HoloLens 2 でのリアルタイムデモも交えました。
授業進行はこんな感じで、外部に教材を配置しつつ、スライドでの説明にもソースコード的な手を動かす部分も併用しながら伝えました。授業進行は無事時間に収まって、伝えきることができました。
みなさんの反応、そして反省
また、授業の最後にもアンケートを取りまして、学生からの反応もみることができました。
たとえば、1 年生の反応です。100 % とまでは行きませんでしたが、70 % くらいの学生の方々が良い反応という結果になりました。 2 年生の反応は、これよりよかったです!
具体的に、以下のような良いコメントもいただけました。抜粋です。
- 制作するうえでAPIというものをそもそもあまり知らなかったので、いつどうやって使うかなどが分かってすごくとりつきやすくなりました。
- API概要を知ることが出来、身近に多くのものがあることを知れました。
- 自分はエフェクト関係に進もうと思っているのでAPIに深く携わってはいかないと思いますが、知識のひとつとして理解していけたらなと思いました。
うれしいですね。
そうなんです、API によって自分が何かつくるときの視野が広がってくれることを目指したので、うまく伝わって良かったです。
良い反応にはホッとしたものの、反省点もあります。
一部で「専門用語を知っているていで進んでいったところもあった」という反応もありました。これはアンケートでの「分かりにくかった」という反応にも出ていると思います。この部分は、また機会があれば、うまく設計していきたいですね。
もちろん、半日の中で API をあまり知らない人に API の世界をどこまで伝えて引っ張っていくかの難しさはありますが、私が Web 出身での前提知識や感覚に引っ張られていて、こういった ゲーム開発の人や Unity 開発での世界観ではどこから踏み込んでいくかというのは、まだまだよくできると思っております。
なにはともあれ、Unity 開発をガシガシする学生の皆さんに、私は HoloLens 2 開発などで得た Unity での API につなげる楽しさを、こうやって講義として形にできたのはうれしかったです!
引き続き、こういった技術をつなげる楽しさを伝えられるよう、頑張っていきます!