Node-RED Con Tokyo 2020を10/10に開催しました

Node-RED Con Tokyo 2020 を 10/10 に開催しました。その振り返りです。

今回はオンラインイベントということで初の試みでしたが、無事に終えることができました!参加されたみなさま、素晴らしい登壇された登壇者のみなさま、そして当日だけでなく準備から動いていただいた運営スタッフのみなさま、本当にありがとうございました!

参加者状況について

Node-RED Con Tokyo 2020 – connpass

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開催直前までに390名の参加者がconnpassに申し込みされていました。

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connpass での参加申し込みの推移ですが、6/10の募集開始から数日で100人に迫り 「実践Node-RED活用マニュアル」書籍出版記念イベント をはじめとした関係者の登壇・ツイートでの草の根の告知もおりまぜて、グラフの通り、中盤はじっくりとコンスタントに参加者数が増えていきました。

やはり、イベント内容や登壇される内容が固まりはじめた10月は開催まで一気に参加者数が増加しました。オンラインイベントでは、日本だけでなくグローバルからも気軽に参加することができるので、うまく間口が広がったところもあるかもしれません。(アンケート取ってみてもよかった)

登壇コンテンツについて

https://twitter.com/taiponrock/status/1284626067580280832

今回は登壇募集 Call for Paper を行ったのは、個別に登壇依頼をしていた 2019 年とは大きな違いです。

あまり馴染みのない Call for Paper という手法でスピーカーを募るため 「実践Node-RED活用マニュアル」書籍出版記念イベント のコンテンツとして Call for Paper の申込手順を紹介し、申し込み敷居を下げられないか試行錯誤しました。

https://medium.com/@taiponrock/call-for-paper%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9-papercall%E7%B7%A8-caec7aa27598

結果としては、20を越えるスピーカーを採択、様々なNode-REDに関する知見や思いを集めることができました。あらためて登壇者の方々には素晴らしいコンテンツをご提供いただき感謝申し上げます。

また、日本語でのご登壇だけでなく英語での登壇募集もオープンし、Node-RED創始者のIBM UKのNick氏をはじめ海外から3名のスピーカーが知見を伝えていただいたこともオンラインならではの広がりが出せたかなと思っております。

Nick氏の発表されたスライドは日本語・英語を併記いただいて心遣いに温かさを感じつつ、Node-RED の今後のロードマップを、じかに知ることができる場になったことには、運営の一人としてとても興奮しました!

スピーカーの皆さんの登壇された資料につきましては、以下の connpass ページから見ることができますので、ぜひご参考ください。

Node-RED Con Tokyo 2020 – 資料一覧 – connpass

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これは 2019 年から続いているグローバルでNode-REDを盛り上がっていくぞという雰囲気を、今年にも、うまくバトンをつなぐことができました。

イベント当日

私の住む東京は前日~当日は天候が悪く、もしオフラインのどこかの会場で開催される場合はハラハラしていたかもしれませんが、(通信環境さえ大丈夫であれば)オンラインはまったく影響がないため、改めてオンラインのメリットを感じたスタート。

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イベント当日の Node-RED UG での視聴者数の推移です。トラック A と B でより細かく推移をチェックしたところ最大140名、100名の視聴を常にキープしていました。もちろん、オンライン視聴ですので、オフラインでの参加者数と比較はできませんが、それでも関心高く参加者の方に視聴いただけたと思います。

当日の様子のタイムラプス動画です!

ツイートまとめでもアツさを感じることができます。イベント中におよそ400以上のツイートがされ、各セッションに様々な反応が寄せられています。

ツイートまとめ → Node-RED Con Tokyo 2020 – Togetter

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オンラインでも運営側から雰囲気を伝えられるようにグローバルを意識しつつ日本語と英語で文面を事前準備してつどつど登壇者のご案内を行いました。私個人としてもオープニングトークの最初だけでも英語でスタートしてWelcomeな雰囲気を出すように努めました。

このときのツイートカード画像もスタッフで知恵をしぼってカッコよく作成できたもので、当日の流れに締りが出たと思います。

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当日のスタッフの動きとしてはこのようになっておりました。トラックごとに、トラック全体と登壇者の方々をつなぐトラックオーナー、流れを作ったり案内する司会、そして配信が1セット。みなさん、柔軟に対応いただきイキイキとして安定したイベント進行ができました。

なにより、配信面では、昨年に引き続いて野良ハックの北崎さんを中心にして、配信経験がある大平さんとともに対応いただきました。当日もトラブルもなくしっかりとした配信ができ、そこまでの配信系段取りもきめ細やかで、とくにオンラインイベントとしては屋台骨を支えていただけたと思います。ありがとうございます!

そのほかに、チェック班を設けて各トラック交代で入っていただき、定期的な情報のツイートをはじめ、配信やツイートをチェックしたり全体の状況を見ていただきました。トラックに注力したグループとは別に、客観的に細かな視点が持てたことで安心感が出たと思っています。

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運営側はSlackでワイワイ会話をしていて盛り上がっていました。たとえば、このようにチェック班が吸い上げた情報から調整を行ったり、当日の中でも進行で良くないところはブラッシュアップを気兼ねなく行えるような一体感で進めることができました。

振り返ってみて

前回の2か月で駆け抜ける進行よりは、だいぶ余裕をもって進められたかなと思います。当日まで以下のような動きです。

  • 6月
    • コアメンバーでキックオフMTG
    • サイト立ち上げ
  • 7月
    • サイト更新
    • SNSへの展開
    • 登壇募集 Call for Paper 開始
  • 8月
    • 当日に向けての運営スタッフのディスカッション開始
    • 登壇募集 Call for Paper から採択
  • 9月
    • 週1で運営スタッフのミーティング
    • 登壇者の方々と様々なやり取り
    • 配信リハーサル
  • 10月
    • もろもろの運営の詰め
    • 直前リハーサル
    • 当日

ただ、反省点はあり、登壇募集の期間が短いかな?と思ったり、9月はどんどんと解像度が上がり決めるべきところが出てきたり、なんだかんだオンラインはオンラインなりに気を付けるポイントがありました。今後改善していきます。

昨今のリモートワークでオンラインに皆さん慣れてきているので、週1で運営スタッフのミーティングがオンラインで行えたのはとても良かった点でした。大阪・長野・和歌山といった東京以外の拠点からも距離関係なく参加ができましたし、ミーテイングのアーカイブもあり参加できない人も追いかけやすくできました。

オンラインイベントでは、日本だけでなくグローバルからも気軽に参加することができるところはメリットです。参加者のみなさんだけでなく、登壇者のみなさん、スタッフのみなさんにも効果的に働いたことには、とても手ごたえを感じてます。

ユーザーグループ初となるオンラインカンファレンスは、今年も色々な方々に助けていただきながら、大きなトラブルもなく無事に終えることができたと思います。本当に感謝申し上げます。

そして来年ですね。オンラインかオフラインか、あるいはハイブリッドかというところは、その時の状況に合わせてということになりますけれども、 ぜひ、開催していこうと思っておりますので、これからもNode-REDをよろしくおねがいします!