Adobe XD ユーザーフェス2020での「Adobe XD と HoloLens 2 でちょっと未来のUIプロトタイプを考えてみる」というタイトルで登壇してきました。自分の登壇のまとめです。
イベント情報
Adobe XD ユーザーフェス2020のイベント情報はこちらです。
Adobe XD ユーザーフェス 2020(Adobe XD User Festival 2020)は、Adobe XD(以下XD)をビジネスや業務で活用している人はもちろん、趣味で、仲間で利用している人、そしてこれからXDを始めてみたいと思っている全ての人を対象に、XDの楽しさや面白さ、幅広い活用方法などの共有と交流を兼ねたイベントとしての開催を目指しています。
みんなでXDの楽しさや面白さ、幅広い活用法を共有し、学び、交流しましょう!
冒頭ではこのように紹介されており、昨年も展示で参加してとても楽しかったので、今回も参加してみたいなと思っていました。
登壇申し込みからの採択
https://twitter.com/1ft_seabass/status/1290174048454897665
さきほどのイベント「XDの楽しさや面白さ、幅広い活用方法」というところが良いなと思い、ちょうど HoloLens 2 で Adobe XD と試していたところをぜひ伝えたいなと思い登壇申し込みしました。
「Adobe XD と HoloLens 2 でちょっと未来のUIプロトタイプを考えてみる」というタイトルで登壇します!
HoloLens 1 はやや遠くからタップ操作でしたが、 HoloLens 2 は Adobe XD で作ったUIが「直接、指で触れる」のでそのあたりの話をしまーす!
#HoloLens2 #AdobeXD #XDUFes2020 https://t.co/lEhOcLPZGQ— Tanaka Seigo (@1ft_seabass) September 7, 2020
無事、採択いただいて、登壇させていただく運びになりました。
Adobe XD ユーザーフェス 2020 セッション/登壇者情報 – Adobe XD User Group Japan
このよう内容でした。 Adobe XD と HoloLens 2 という要素なので結構技術披露目にはなるんですが、エンジニア向けとさせていただきました。
スライド
登壇したスライドはこちらです。
「Adobe XD と HoloLens 2 でちょっと未来のUIプロトタイプを考えてみる」ということで、スライドをしゃべりつつ
動画デモをしたりリアルタイムデモをしました。現実空間で Adobe XD が指で触れる!というところから、デジタルサイネージのデザインや配置の検証のようなユースケースを伝えたり、触感はないのでやや押し込みすぎて突き指しそうになった話や、現実のスケールでは小さな文字は操作しにくかった話を交えて、実際に自分が体験して考えたことを伝えさせていただきました。
ギリギリまでブラッシュアップ
ただ、今回はオンラインイベントならではの様々な難しさがありました。試行錯誤はすべて書ききれませんが「オンラインでもリアルタイムにデモすることで伝えていきたい!」ということを中心に据えて、なんとかオフラインでの登壇デモと同じような体験に近づけないかと、HoloLens2 と Adobe XD のデモについては、いろいろとトライしました。
#xdug #AdobeXD #xdufes2020 リハーサルを組んでいただいて助かりました!ありがとうございます!#HoloLens2 の映像を出すツールが調子悪くて再起動したら成功した。結構手間取ったので、当日は大丈夫にオペレーションします!
— Tanaka Seigo (@1ft_seabass) September 19, 2020
このように、リハーサルまでに考えていた構成は、実際の登壇オペレーションが手間取り、しかも伝わりにくい印象で一度撃沈しました。
ATEM Mini Pro で #HoloLens2 の Live Stream とクロマキーで抜いた自分を合成し #obniz のライトを操作するデモをプロトタイプ。
操作と視界が同時に見れて面白いけど、画面のどこに焦点を当てていいか迷う。というか酔うので Live Stream だけをしっかり見せればいいかもなあ。試せてよかった。 pic.twitter.com/bmkdrOCl8J— Tanaka Seigo (@1ft_seabass) August 24, 2020
実は登壇が決まった当初は、このような見せ方も考えましたが、絵としては面白いが混乱させそう&酔いそうという着地で方向転換した経緯もありました。
チャレンジするリアルタイムデモ用のためにブラッシュアップ。メインはHoloLens 2 の視界。右下のエリアで別カメラで私がどう動いているかも伝えられるようにできた!これで実際の動作が伝わりそう! #XDUFes2020 #AdobeXD #HoloLens2 pic.twitter.com/hdkGXZVwdH
— Tanaka Seigo (@1ft_seabass) September 26, 2020
そして、直前に思いついた構成がこれで、メインはHoloLens 2 の視界。右下のエリアで別カメラで私がどう動いているかも伝えられるようにできました。
登壇時のみなさんの反応
登壇自体は時間内に収められ、オンラインという状況でもなんとか、上記のようなデモもお伝えすることができ、当初伝えたかった内容はお伝えすることができました。
#XDUFes2020
HoloLens 2とAdobe XDを組み合わせて話す人はとても少ないので、めっちゃ楽しみ!(田中さん)— Akiko Kurono (@crema) September 26, 2020
#XDUFes2020 XDのイベントでこんなギークな話が聞けるとは…
— インターネット老人⌘Z (@01497_0) September 26, 2020
#XDUFes2020 たなかさんのぷれぜん、大人の自由研究って感じのプレゼンで面白かったです。こういう新ガジェットばっかりのイベントあったらたのしそうな(すでにありそう
— インターネット老人⌘Z (@01497_0) September 26, 2020
この前のCC道場のAR道場に続いてバーチャルとの連携が続いてきて、ムーブメントの高まりを徐々に感じています #xdufes2020
— 小池屋カアラ (@koikeyakahla) September 26, 2020
Twitterを見ていると楽しんでみていただいたなという手ごたえはありホッとしています。
ですが、アンケートを見ていると、面白かった!良かったというフィードバックはありつつも、一方でHoloLens2が何かが伝わりづらかったり、実務にすぐ使えるものではないだけに掴みづらくよく分からなかったようなフィードバックもありました。
たしかに、オンラインも相まって HoloLens 2 をしっかり伝える割合が多くなってしまい、Adobe XD が HoloLens 2 のようなデバイスや現実世界までも届くという多様性を伝えたいところが、やや少なくなっていたかもしれません。このあたりは悩ましいです。
とはいえチャレンジして伝えられたことは喜びつつ、これからもより伝わるようブラッシュアップをしていきたいと思っております!
今回は、このような機会をいただけた Adobe XD ユーザーフェス2020 運営の皆様には感謝です。当日はオンラインでもとても情熱にあふれた雰囲気で、バックステージもワイワイしていてとても楽しかったです!
ありがとうございました!