司会するとき大事な「さりげなく登壇者へお知らせIoTシステム」を作ったメモ

この記事は IoTLT Advent Calendar 2018 3日目です。昨日は、 GenkiOkuma さんの ANT+で脈拍数を取得してUnityで作ったVR空間に表示させる でした!

そう。大熊さんも文末でおっしゃっている、作っているときは謎でもいずれ何かに活きてくる(役に立つ)はずというのは、すごく共感します!

さて、私が書くのは司会するとき大事な「さりげなく登壇者へお知らせIoTシステム」を作ったメモです。

いつも良くしていきたい「登壇者へタイムリミットを自然に伝えたい」こと

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わたくし、Control IoT LTやNode-RED UGなどで司会進行役をやらせていただいているのですが、いつも良くしていきたいのが「登壇者へタイムリミットを自然に伝えたい」ことなんです。

ざっと考えてもこんなかんじ

  • 時間が来たら看板なりを掲げて登壇者に知らせてあげる
    • 参加者もそれが見えてしまって登壇者の焦りにもつながりやすい。いろいろとむずかしいユーザビリティ。
  • 壇上にタイマーを置いてあげて登壇者の方の流れに身を任せる
    • 登壇者の方が熱がこもってくると、ずっとしゃべって欲しくなる。
  • 私と登壇者の方で2つタイマーを置いて時間を共有する
    • 片方のタイマーを押し忘れて事故ったりするし、やっぱり終わりを伝えにくい。
  • 私がタイマーを見てマイクで言う
    • どうしても流れが中断してしまうので、出しどころが難しい

といったところで、どれも一長一短。いいやり方を模索したい。

先日の Control IoT LT で作ったIoTシステムに光明が見えた

今回、司会をしているControl IoT LTでこんなのを作ってみました。

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その名も 「さりげなく登壇者へお知らせIoTシステム」

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こちらです。仕組みはいたってシンプルで詳細は Node-RED MQTTブローカー経由でNefryBT+フルカラーテープLEDを動かすメモ に作り方があります。

制御はNode-RED

仕組みです。制御はNode-REDです。

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愛用しているさくらのクラウドでMQTTブローカーをNode-REDとともに構築しているのでこちらをベースにしています。

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仕組みはタイマーを自動化するといった運用が難しくなることはせず、単純に点灯させる制御です。RED[finish]とかBLUE[1min]とか作りましたが、結局、寒色で焦りを生みにくい安全色であるブルーのみの運用にしました。さりげなさ大事。

地味に、登壇者が切り替わるときや、操作を微妙にミスったときにキャンセルできるOFFは重宝しました。

操作インターフェースも node-red-dashboard で

操作はどうするかというと、さっきの RED[finish] とか BLUE[1min] そのものがダッシュボードを作っています。

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こんなふうにスマホにイイ感じにレスポンシブで表示されます。

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あとは、進行に合わせて操作するだけ!

スマホで操作して、モーションもわかりにくくてよかった!わからないですよね。

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ちなみに、配置はこちら。登壇者の方には、事前に仕組みの前フリをしつつ、見えるところに配置しました。

いろいろと雑感です、

  • 前フリが功を奏して、参加者に気にしてもらえた。うれしい。
  • 参加者からも見れるがさりげないので時間オーバー感が和らぐぽい
  • 司会の性質上、幕間でゴニョゴニョしなくちゃいけないときも、ネットさえつながっていれば離れてても押せる
  • 音が出ないので圧迫感が少ない(スマホのタイマーとかだと不躾に出ちゃって悲しいときある)
  • 登壇者がチラ見で気づけるので流れが止めにくく素敵
  • 無理にタイマー機能を載せず手動オペレーションにしたので進行調整がしやすかった
  • さりげないので登壇者が「あ、時間少ない!」とかなっても圧が出てないので、司会からは「あ、まあ1分くらいでイイ感じにやれば大丈夫ですよ」って言える

ということで、実装はシンプルだったのに、効果的に機能してうれしくなりました。

もうすこし、仕組みを整理したりして、どこかの進行役のときに使っていこうと思います!

それでは、よき NefryBT & Node-RED & さくらのクラウド Life を!

明日は

IoTLT Advent Calendar 2018の明日のネタは、kitazakiさんの「IoTLT放送部的な何か。」です!たのしみです!