HoloLensからNode-REDを操作して現実のlittleBits Arduinoモジュールを動かす以前の記事から発展させて、最近、みんなで研究している照明操作のDALI APIをHoloLensからNode-RED経由で動かすメモです。
今回はNPI中畑様にDALI設定のご協力いただきつつ、私はHoloLens対応とNode-RED設定を行いました。
ありがとうございます!
今回やること
さて今回のやることです。
- DALI APIに合わせて照明のシーン設定をする(NPI中畑様に対応いただきました)
- 照明操作のDALI APIをRaspberry Pi経由でNode-REDで操作できるようにする
- HoloLensで同一ネットワーク内に入り先ほどのNode-REDを表示して操作する
- 照明が自在に操れる!
- Cool!!
HoloLensで照明が操れる状況を目指します。
照明操作のDALI APIをRaspberry Pi経由でNode-REDで操作できるようにする
寄稿させていただいたウフル様の記事をベースに照明操作のDALI APIをRaspberry Pi経由でNode-REDで操作できるようにします。
このように準備をします。
HoloLensで同一ネットワーク内に入り先ほどのNode-REDを表示して操作する
HoloLensで同一ネットワーク内に入れば、HoloLensからlittleBits Arduinoモジュールを動かす以前の記事と同様に操作が可能です。
以下が実際に動かした動画です。各シーンのinjectノードを加えていきます。
DALI APIに対してHoloLensの空間から照明を操作することが出来ました!
これができると、どんなことができそうか
今回のデモによって「HoloLensから現実世界の照明を自在に操作できる」という片鱗が見えました。
ネットワーク上でUIを提供されていればEdgeブラウザで表示して現実世界に関われるので、これをさらに発展させると、たとえば、HoloLensによって現実の世界に照明操作できるスイッチをマッピング。ユーザーがそのスイッチを操作させることによって、DALI API経由で照明操作できることが考えられます。
さらに調光の面では、従来の目視での明るさの確認だけではなく、部屋の照度センサーをHoloLensに写し込み「目視の印象よりもルクス値が高いので照明を少し弱めよう」といったことも可能です。
そうすることで、センサーが感知する環境情報と、人間の目視の感覚をうまく混ぜ合わせながら、適切な環境づくりをすることもできますね。
おもしろい。
引き続き、検証を進めていこうと思います。
それでは、よき DALI API & HoloLens & Node-RED Life を!